劉岸偉
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
劉 岸偉(りゅう がんい、1957年4月 - )は、中国出身の比較文学者、東京工業大学外国語研究教育センター教授。
1981年北京外国語大学卒後来日、1983年東京大学大学院比較文学比較文化課程入学、1989年「西洋の衝撃と中日近代文化の創出と挫折-周作人と永井荷風」で学術博士号取得、1991年これを書籍化した『東洋人の悲哀』でサントリー学芸賞受賞、1992年金素雲賞受賞、同年札幌大学助教授、1998年東工大助教授、教授。2005年『小泉八雲と近代中国』で島田謹二学芸賞受賞。
[編集] 著書
- 東洋人の悲哀 周作人と日本 河出書房新社, 1991
- 明末の文人李卓吾 中国にとって思想とは何か 中公新書, 1994
- 小泉八雲と近代中国 岩波書店, 2004