函館市交通局8000形電車
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函館市交通局8000形電車(はこだてしこうつうきょく8000かたでんしゃ)とは、1990年に登場した函館市交通局の路面電車である。
[編集] 概要
1990年(平成2年)に800形の車体を更新して登場した。これまでの更新車では引戸であった降車扉が折戸になったほか、ステップを3段として乗降性を改善した。落ち葉や積雪による滑走防止のため、初めて砂撒き装置が取り付けられた。8001~8003号車はプロトタイプ的な存在で8004号以降とは側面の方向幕の有無やその形状をはじめ、警笛の種類や方向幕の内容など随所で仕様が異なる点が興味深い。
[編集] 製造
- 8001号 1990年3月 旧803号
- 8002号 1990年12月 旧808号
- 8003号 1992年2月 旧804号
- 8004号 1993年1月 旧801号
- 8005号 1994年3月 旧802号
- 8006号 1995年3月 旧805号
- 8007号 1996年3月 旧806号
- 8008号 1996年3月 旧809号
[編集] 主要諸元
- 全長:12240mm
- 全幅:2340mm
- 全高:3100mm
- 自重:14.6t
- 定員(座席):80(28)人
- 出力・駆動方式:50kW×2・吊り掛け式
- 台車型式:住友金属FS-77A
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現役の車両 | |
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