冬眠中はお静かに
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
冬眠中はお静かに(原題:Rock-a-Bye Bear 公開:1952年7月12日)は、アメリカ合衆国の映画会社、メトロ・ゴールドウィン・メイヤー(MGM)社に所属していたアニメーターのテックス・アヴェリーによる作品のひとつ。
注意:以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。
目次 |
[編集] スタッフ
監督 テックス・アヴェリー
制作総括 フレッド・クインビー
アニメーション制作 マイケル・ラー グラント・シモンズ ウォルター・クリントン
脚本 ヘック・アレン リッチ・ホーガン
音楽 スコット・ブラッドリー
[編集] 内容
ブルドッグのスパイクが保健所(City Dog Pownd)に収容されてしまった。ある日保健所に山奥に住む1頭のクマから仕事が入り、犬たちは「名乗り出よ」と保健所の職員から怒鳴りつけられるが、仕事と聞いた怠け者の犬たちは嫌がって動こうとしない。1頭の意地悪なビーグル犬がスパイクをピンで突き刺し、彼が飛び上がったところ職員につかまり、嫌々仕事をさせられる羽目となる。しかしながら仕事の条件は給料がつくなど好条件だったので、それを聞いたビーグル犬は保健所を脱走し、先回りして仕事にありつこうとするが、スパイクの方が一歩先に到着。しかし雇い主のクマは神経質で我がままな性格。おまけに少しでも音がするとスパイクに容赦なく暴力を振るい、保健所へ追い返すぞと怒鳴りつける。これを見たビーグル犬は音を立ててスパイクを追い出そうと画策し、両者間で激しいバトルが繰り広げられる。
ドルーピーシリーズでは度々保健所送りとなるスパイクだが、その続編とも言える内容である。
[編集] 登場するキャラクター
- スパイク
- 「泣く子も黙る」保健所に収容された上、意地悪なビーグル犬と凶暴でわがままなクマのお陰でひどい目に遭わされ続ける。
- ビーグル犬
- 意地悪で狡猾な性格。スパイクを最後までひどい目に遭わせるが、その災難はやがて・・・
- クマ
- 冬眠中の番をさせようと保健所の犬を雇う。神経質で我がままな性格で、少し音がしただけで容赦ない仕打ちを行う。
- 保健所の職員
- スパイクなどの犬を管理している。短気で犬たちを怒鳴りつけているが、客に対しては平身低頭な態度を取る。
[編集] 日本でのTV放映
TBS版の『トムとジェリー』の短編に挟まれて放映されていた。