写ルンです
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写ルンです(うつるんです)は、富士フイルムから発売されているレンズ付きフィルム。1986年から発売されている。初代モデルはISO100の110判フィルムを使用していたが、2代目に当たる「写ルンですHi」からはISO400の35ミリフィルムに変更、画質が向上した。現在はISO感度が800・1600といった高感度のものや、APSフィルムを使用したものも発売されている。
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[編集] ラインナップ
- スタンダード
- シンプルエース
- 400extra
- 800premium
- スリムエースU
- 高機能
- slim1000
- 3ways,同BABY・PET
- Night&Day
- エクセレント
- デート1000
- new望遠
- new waterproof
- キャラクターデザイン
- super-eye800(ディズニー)
[編集] 逸話
開発当初、ネーミング案として「パッ撮りくん」(忍者ハットリくんのもじり)という名前が候補に挙がっていたが、チーム内での評判は芳しくなかった。しかしそれに代わる新たな名前が思いつかずに上層部へのプレゼンの日を迎え、その席で上司に「本当に写るのか」と問いただされたときに、開発責任者はとっさに「写るんです」と返答した。その語感の軽快さと、説明いらずの明快さに気づいた責任者の機転によって名前が決定。その後「ルンルン気分で撮れる」との意味を合わせ、正式に「写ルンです」という名前に決定した。
[編集] 関連項目
- レンズ付きフィルム
- デーモン小暮閣下 - コマーシャルでのコミカルな演技が話題となった。当時の聖飢魔II メンバー全員が出演した戦国時代の合戦風のCMも存在する。
- JR東日本209系電車 - 登場当初、簡素化された内・外装に加え、「13年後に廃車を検討する」というJR東日本の見解が「10年程度で廃車する」または「メンテナンス不要の使い捨て電車」などと報道されたことによる誤解から当商品をもじり「走ルンです」と揶揄された。