公認内部監査人
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公認内部監査人(こうにんないぶかんさにん, Certified Internal Auditor, CIA)は、企業(主として上場企業)の内部監査についての知識・技能を証明することを目的とする、アメリカ合衆国を起源とする国際的な資格である。
日本版SOX法で要求される内部統制の対応が上場企業として必須の昨今、内部監査に注目が集まっており、CIAという資格が注目されている。
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[編集] 沿革
IIA(内部監査人協会)が主催する国際資格。日本にも支部が置かれ、日本内部監査協会(IIA-Japan)という名前で1999年11月より日本語での試験を実施している。
[編集] 試験日
コンピュータベーステストに移行したことにより、通年で受験が可能。同時に、出願も通年可能となった。
[編集] 受験資格
他の国家資格等の試験よりも制限が多く、大学卒業者(学士)相当という教育要件に加え、内部監査等の実務経験を有することが要求されている。ただし、試験終了後に満たすことでもよいことになっており、その場合は実務資格を備えた時点で、CIAとして認定される。
[編集] 試験の一部免除
公認会計士などの有資格者は、試験の一部(PartⅣ)を免除されるが、弁護士は免除資格に入っていない。