保原喜志夫
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保原 喜志夫(ほばら きしお、1935年5月11日 - )は、日本の法学者。北海道大学名誉教授。専門は労働法、労災補償法、労働安全衛生法、産業医に関する研究。法学博士(東京大学、1966年)(学位論文「フランス法における労働災害の概念」)。宮城県出身。
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[編集] 略歴
- 仙台第二高等学校卒業
- 1959年3月 東北大学法学部卒業
- 1964年3月 東京大学大学院法学政治学研究科政治学専門課程博士課程単位取得退学(1966年修了)
- 1964年4月 東京大学法学部助手
- 1967年4月 北海道大学法学部助教授
- 1970年8月 北海道大学法学部教授
- 1977年4月 北海道大学大学院環境科学研究科教授兼任(1994年3月まで)
- 1986年12月 北海道大学法学部長(1987年12月まで)
- 1995年4月 北海道大学副学長(1997年3月まで)
- 1999年3月 北海道大学停年退官
- 1999年4月 北海道大学名誉教授 天使大学教授・同付属図書館長
- 2006年3月 天使大学定年退職
- 現在 北海道労働審議会会長、北海道行政苦情救済推進会議座長
[編集] 主著
- 「労災認定の課題」(日本労働法学会編『21世紀の労働法』所収、有斐閣、2000年)
- 『産業医制度の研究』(北海道大学図書刊行会、1998年)
- 『労災保険・安全衛生のすべて』(共著、有斐閣、1998年)
- 『労災民事損害賠償訴訟に関する調査研究』(共著、労働福祉共済会、1991年)
- 『論点再考労働法』(共著、有斐閣、1982年)ほか
[編集] 門下生
労働法分野
社会保障法分野
- 加藤智章 - 新潟大学教授
- 菊池馨実 - 早稲田大学教授
- 倉田聡 - 元北海道大学教授
- 片桐由喜 - 小樽商科大学教授
[編集] 参考文献
吉田克己編『北大法学論集 第49巻第6号』(北海道大学法学部、1999年)