佳子内親王 (後三条天皇の皇女)
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佳子内親王(かし(よしこ)ないしんのう、天喜5年(1057年) - 大治5年7月25日(1130年8月30日))は平安時代後期の皇族。賀茂斎院。後三条天皇の第3皇女で、母は滋野井御息所藤原茂子(藤原公成女)。同母兄弟に白河天皇・聡子内親王・俊子内親王・篤子内親王(堀河天皇中宮)らがいる。二条富小路を御所としたので富小路斎院と呼ばれた。
治暦4年(1068年)8月、他の姉妹と共に内親王宣下を受ける。延久元年(1069年)6月、三品に叙される。同年10月父天皇の賀茂斎院に卜定されたが、延久4年(1072年)7月病によって退下した。大治5年(1130年)7月25日、仁和寺堂において74歳で薨去。晩年は甥の覚念法親王(白河天皇皇子)を養子にしていた。