伊勢茶
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伊勢茶(いせちゃ)とは、三重県内、とくに旧伊勢国で古くから産出していた日本茶のこと。 新茶の収穫は、早い所では4月下旬から始まる。
主な産地は、北部と南部で代表的な産地は四日市市水沢地区、宮川上流域及び櫛田川中流域([[[松阪市]]、度会町、大台町及び多気町)、鈴鹿市、亀山市、菰野町南西部など(特に、四日市の水沢地区には茶畑が多い)。
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[編集] 国内茶葉生産量について
全国的に知られる静岡県のものや宇治茶、狭山茶などと比べると、伊勢茶の知名度は低いと言えるが、国内茶葉生産で三重県は第3位である。(~年資料より。)
- しかしながら、近年需要が高まっている加工用原料茶(アイスクリームなどに使用)には全国第1位のシェア(82%)で非常に高いウェイトを占める。そのため、今後順位が入れ替わる可能性がある。
- 2007年3月に地域団体商標に認定され、翌4月には商標登録された事を受け、関係団体では積極的なPRの展開を決めている。
[編集] 「かぶせ茶」
特にアミノ酸の一種である「テアニン」を多く含んだ「かぶせ茶」の生産量については、全国2位である。 これは、三重県全体の生産量の約3割を占めている。
[編集] ブランド名
よりローカルなブランドで販売するケースも多々見られる。 水沢茶・鈴鹿茶・亀山茶・大台茶・わたらい茶・飯南茶などがある。
なお三重県内では、伊勢紅茶のブランド名で紅茶の生産もされている。