仮面ライダー倶楽部 激突ショッカーランド
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ジャンル | アクション |
---|---|
対応機種 | ファミリーコンピュータ |
開発元 | バンダイ |
発売元 | バンダイ |
人数 | 1人 |
メディア | 2Mbitカセット |
発売日 | 1988年2月3日 |
『仮面ライダー倶楽部 激突ショッカーランド』(かめんライダーくらぶ げきとつショッカーランド)は1988年2月3日にバンダイから発売された、ファミリーコンピュータソフトである。
目次 |
[編集] 概要
仮面ライダー1号、仮面ライダー2号、仮面ライダーV3がそれぞれ主人公のアクションゲーム。なお、1号と2号はゲーム中はそれぞれ旧1号、旧2号の姿となっている。途中で現れる怪人を倒しながらステージを進んでいき、最終ボスを目指す。怪人や戦闘員を倒すと経験値が手に入り、ライダーのレベルが上がる。次のステージに進む入口を開くには、一定のお金を所持していないとならない。お金は怪人や戦闘員を倒したり、途中にあるブロックを破壊すると手に入る。
マップモードと戦闘モードがあり、マップモード上では敵はボスでもパンチ1発で倒せる。ちなみにパンチは正面ではなく真下に打つ。マップモードではブロックやショップ、カジノ、質屋などが配置されている。戦闘モードに入るとランダムに最高3人の怪人又は戦闘員が現れて「たたかう」「ひっさつわざ」「アイテム」「にげる」を選択して攻略する。「たたかう」モードは頭突きで押し合い、壁にめり込ませるというユニークなもの。強くなると相手を壁に叩きつけた際に壁を突き破ることがある。壁を突き破った場合はいくらHPが残っていても一撃で倒せる(または倒される)。
3人のライダーにはそれぞれ独立したエリアを担当し、各エリアをすべてクリアした後、ショッカー本拠地に3人で乗り込むというもの。順番はプレイヤーが自由に選ぶことができる。ただし、クリアした後に次のエリアのライダーには前のライダーが所有していたお金やアイテムは引き継がれない。各エリアにはお助けライダー(自動販売機で¥30000で購入)が存在し、居なくてもクリアできるが、強力な助けとなるためクリアには必須の存在。なお、お助けライダーは各ステージ終了とともに、使えなくなる。
本作にはセーブ機能やパスワードで続きから始める機能、コンティニュー機能は無い[1]。
[編集] プレイヤーのキャラクター
[編集] 仮面ライダー1号
テクニックと技の種類が多いが、足が非常に遅くアタック値も低いため低レベル時は慎重にならざるをえない。技を駆使して戦うことになる。壁をよじ登るスピードは全ライダー中最速。
- 必殺技
- ライダーチョップ
- ライダーキック
- ライダーなげ
- ライダーニーブロック
- ライダーきりもみシュート
- サイクロンたいあたり(アイテム「サイクロン号」が必要)
[編集] 仮面ライダー2号
パワーが強くブロックを2発で壊せるほかは1号と大差ない性能な上、テクニック値も低いことから低レベル時は全ライダー中最も苦労することになる。また初期マップにライダールーレットがないうえに、ナイフを投げるショッカーがいたりと難易度は高い。Aボタンを連射することで、空中に滞空することができるためマップ移動は優れている。
- 必殺技
- ライダーチョップ
- ライダーキック
- ライダーがえし
- ライダーきりもみシュート
- サイクロンたいあたり(アイテム「サイクロン号」が必要)
[編集] 仮面ライダーV3
1号2号とは差別化されており、足も速く、パワー、ジャンプ力が高い。壁をよじ登るスピードは普通。ステージ後半ではV3でないと倒せない怪人もいる。
- 必殺技
- V3パンチ
- V3キック
- V3ドリルアタック
- V3はんてんキック
- V3きりもみキック
[編集] 仮面ライダーアマゾン
ショッカーランドで購入することのできるお助けライダー。足も非常に速く、アタック、ジャンプ力も非常に高いため戦闘では大活躍できる。アマゾンがいないと行くことが困難な場所もあるため買うのはほぼ必須。テクニック値が非常に低いが技自体は強力。壁をよじ登るスピードが極端に遅い。
- 必殺技
- ジャガーショック
- コンドルアタック
- だいせつだん
- スーパーだいせつだん(アイテム「ガガのうでわ」が必要)
[編集] 仮面ライダーX
ショッカータウンで購入することのできるお助けライダー。全ライダー中、最も足が速い。ジャンプ、パワーは普通。スピードが非常に速くアタックも強い。戦闘時、全開でタックルするとアタック値が0になるバグが存在する。
- 必殺技
- Xキック
- X2だんキック
- しんくうじごくぐるま
- ライドルのうてんわり(アイテム「ライドルスティック」が必要)
[編集] 仮面ライダーストロンガー
ショッカーマウンテンで購入することのできるお助けライダー。全ライダー中、最もパワーが強い。ブロックも一撃で壊せる。必殺技の威力が非常に強く、アタックも最強。
- 必殺技
- でんしチョップ
- でんキック
- エレクトロファイヤー
- エレクトロサンダー
- ちょうでんいなずまキック(アイテム「ちょうでんしダイナモ」が必要)
[編集] 敵キャラクター
- 戦闘員
- 1から4までのランクがある。ショッカージャングル、ショッカータワー、に進むにつれ、強くなっていく。
- 怪人
[編集] ステージ
ステージ毎にボスが存在する。戦う必要はあるが必ずしも倒す必要は無い。クリアに必要になるのはお金のみ。敵を1体倒して手に入るお金は平均500円から1000円程度、クリアするのに最低でも約100万円以上必要なため、ゴールにたどりついた後でお金を稼ぐためにわざわざ引き返す必要がある。以下の3つのステージは前述の通り好きな順番から始めることができる。
[編集] ショッカーランド その1 - その4
- 登場ライダー:仮面ライダー1号、仮面ライダーアマゾン
- ボス:ゾルたいさ 変身後:オオカミおとこ
[編集] ショッカータウン その1 - その4
[編集] ショッカーマウンテン その1 - その4
- 登場ライダー:仮面ライダーV3、仮面ライダーストロンガー
- ボス:じごくたいし 変身後:ガラガンダ
上記のショッカーランド、タウン、マウンテンをクリアすると以下の順序でステージを進む。ライダーは1号、2号、V3の3人で固定され、お助けライダーは使えなくなる。
[編集] ショッカージャングル その1 - その4
- 登場ライダー 仮面ライダー1号、仮面ライダー2号、仮面ライダーV3
- ボス:ブラックしょうぐん 変身後:ヒルカメレオン
[編集] ショッカータワー その1 - その7
- 登場ライダー 仮面ライダー1号、仮面ライダー2号、仮面ライダーV3
- ボス:しゅりょう
[編集] アイテム
[編集] ショップ
ショップのじどうはんばいき関連で買えるもの。
- ナイフ - 戦闘中に使用。若干のダメージを与えることができる。
- バリケード - 戦闘中に使用。最初に敵にぶつかるまで相手の動きを止めることができる。
- パワードリンク - 戦闘中に使用。HPが全回復する。
- ダイナマイト - 戦闘中に使用。若干のダメージを与えることができる。ナイフよりは強い。
- オイル - 戦闘中に使用。相手の動きを鈍らせる。怪人によっては通用しない。
- カプセルボール - 戦闘中に使用。壁に当てるまで相手をカプセルボールに閉じ込めることができる。怪人によっては通用しない。
- かいじんずかん - 戦う前に使うと、敵のスピード、パワー、アタック、所持金、アイテム、それぞれのデータを見ることができる。見ておしまい。
- サイクロン号(ショッカーマウンテン以外)
- お助けライダー(アマゾン、X、ストロンガー)
- お助けライダーの武器(ガガのうでわ、ライドルスティック、ちょうでんしダイナモ)
[編集] ブロック
ステージ上のブロックを破壊すると出てくるもの。
- お金 - アイテムというわけではないがクリアには必須。¥10、¥50、¥100、¥500、¥1000、¥5000、の種類がある。
- ダイナマイト - 時間がたつと爆発する。近くにいるとダメージを受ける。
- 風車 - IIコントローラーのマイクを使うと風車が回ってHPが全回復する。
- サイクロン号のカギ - これを取ると一定時間サイクロン号に乗れる。無敵になり、敵もひき殺せる。
[編集] ショップ関連
[編集] ショップ
- じどうはんばいき - 上記のアイテムが買える。
- カードせんよう じどうはんばいき - ぎんこうでもらったカードでのみ買い物ができる、じどうはんばいき。
- なぞの じどうはんばいき - 1回¥600でなにが買えるか分からない、じどうはんばいき。お助けライダーと、その武器だけは手に入らない模様
- ぎんこう - よきん、ひきだし、かいやく、ができる。よきんするとカードがもらえる。カードのお金は、次の回に持ち越せるが、同ステージのみ(その1 - その4)だけであり異なるステージには持ち越せない。かいやくすると、よきんが全て引き出される。
[編集] カジノ、質屋
- しちや - 持っているアイテムを半額で買い取ってくれる。
- ライダールーレット - 変身ベルト形のルーレットに挑戦して、赤い印に止まると所持金が倍になる。それ以外のところにとまると所持金が半分になる。
[編集] かいぞうしつ
ライフの回復、テクニックの回復、死んだ相方のライダーをよみがえらせることができる。
[編集] 脚注
- ^ 実はコンティニュー自体は存在しているが、いわゆる「裏技」扱いだったため発売当初は非公開だった。