今日からヒットマン
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『今日からヒットマン』(きょう-)は、週刊漫画ゴラクに連載中の漫画。作者はむとうひろし。第1巻あとがき漫画によれば、同誌編集者との居酒屋での雑談から3回の連載が決まったものの、アシスタント不足だったため2回の連載継続も危ぶまれたという。好評により連載化。2008年6月現在9巻発刊。
目次 |
[編集] あらすじ
サラリーマン稲葉十吉は、飲酒運転で人をはねてしまう。だがそれは実は「二丁」というコードネームを持つ凄腕ヒットマンが放り出した死体だった。組織内部の裏切り者による情報漏えいのため殺されそうになったものの、返り討ちにしたのだった。敵を倒したものの、瀕死の重傷を負った「二丁」が、犯罪組織「コンビニ」に「ターゲットが死なず、「二丁」の女が助からなかったら、稲葉十吉とその家族を皆殺しに。ターゲットが死に、女が助かったら、「二丁」の全財産を稲葉十吉に渡す」よう依頼して十吉に後を託し、間もなく死亡する。このため、稲葉十吉は、何が何でもターゲットを殺し、女を救出しなければいけない破目になるが…。
[編集] 登場人物
コンビニ関係
- 二丁(初代二丁)
- 凄腕の殺し屋。しかし「コンビニ」内部の裏切りにより、死亡。名前の由来は、巨根であることから、二丁のマグナムを持っていると見立てたもの。この逸話はたびたび十吉を困らせている。名前は「カズオ」だったらしい。
- 稲葉十吉
- 34歳の営業のサラリーマン。初代二丁の銃撃現場に偶然居合わせてしまったばかりに、本人の意思とは裏腹に「二丁」の名で裏社会にかかわらざるを得なくなって行く。営業マンとして培ってきた話術と、本人の地道な努力で、結果的に二丁の名にふさわしい活躍をする(ニセ二丁との再戦以降は二丁拳銃のヒットマンとして定着しつつある)。普段はスーツにネクタイというサラリーマンスタイルだが、「二丁」として行動するときは白い革ジャンにサングラスといういでたちである(十吉との遭遇時に初代がしていた服装である)。メインの武器は、コルト・ガバメントとグロック17。愛称は「トーキチ」。初代と違ってイチモツは粗末な上に仮性包茎で自らエアガンにも満たない代物と称している。追込まれると実力を発揮するタイプ。
- ちなつ
- 初代二丁の彼女。初めのうちは、トーキチの弱みを握り、都合の良いように使う小悪魔的存在として描かれるが、やがて成長して主導権を握ってゆくトーキチに惹かれてゆくようになる。ツンデレ気味。また不死のガイコツ(弟)との一件以来美佐子とは顔見知り。ハンドバッグに入れても目立たないためか、デリンジャーを愛用している。
- 丸メガネ
- コンビニ習志野支部の支店長で年齢不詳の自称ダンディー。船橋支部と合併以降は船橋支部の支店長。機転が利き統率力があるが、巨乳好きでキノコ頭によれば乳が絡むと人間のランクが2つくらいさがる。裏社会の人間ながら普段は銃を持ち歩かない。
- キノコ頭
- コンビニの店員。他の店員に指示を出す権限があり習志野支部ではナンバー2と思われる。トクさん製の防弾チョッキを愛用している。
- 巨乳のキョーコ
- コンビニと契約している鑑定士。担当した取引の商品を2回続けて男と結託して強奪したが、3回目は十吉とちなつによって阻止される。本来なら裏切り者として処分されるはずだったが丸メガネが匿い、彼女を愛人にしたためその後も習志野支部で鑑定士をしている。
- ハカセ
- コンビニの拷問専門の店員。かつてはヒットマンで7億を強奪したグループのメンバーを拷問した際、金に目がくらんだのか嘘をついて持ち逃げしようとした。
- 田原権三
- 田原組組長。十吉に助けられた際、命の恩に現場となった組が経営するキャバクラの無料パスポートをプレゼントしている。
- ブキ男
- コンビニの特殊武器専門の店員。気さくな男だが冷徹な一面もある。
- トクさん
- コンビニ特殊効果班の店員。映画に使われる技術を応用して貫通しているように見える防弾チョッキを制作した。
- 加藤
- コンビニ「影」メンバーの一人。十吉の理想の上司。カメレオンの一件で行動を共にした際、十吉を影には向かないと断定した上で気に入った。
- マッチョ・ガイ・ウルフ
- コンビニ「影」メンバーの一人。店員の反乱に加担し、コードネームの封印を解かれた。手にした弾の数だけ人が死ぬと呼ばれる腕利きだが、「影」になったのは殺しに過ぎてそれ以外には使い道がなかったため。
表社会の人々
- 美佐子
- 十吉の妻。新婚一年目で早くも十吉を尻に敷いているが、夫思いの一面もある。十吉がヒットマンをしていることは知らない。
- 山本
- 十吉の会社の部下。ミスが多く、そのたびに十吉に泣きついてくる、十吉の悩みの種の一人。
- 部長
- 十吉の会社の上司。自分のミスを十吉に押し付けることがあり、そのたびに十吉を困らせている。「社運のかかった××」が口癖。
敵対ヒットマン
- 鷲男
- コンビニ所属のヒットマン。弟の敵が初代二丁と知り、二代目に変わったことを知らずに十吉に勝負を挑んだ。胸に鷲を模った刺青がある。
- G兄弟
- ゲイのカップルの二人組ヒットマン。かつてはコンビニに所属しており初代二丁とは知り合い。ちなつを拉致したが、救出に来た十吉に倒される。
- ヤクザ
- コンビニと小競り合いを起こした組のヒットマン。いざこざの解決の為、十吉に分解したコルトの早組み撃ち勝負を挑んだ。
- ニセ二丁
- 元コンビニの末端構成員。タリアの元恋人でタリアから殺人技術を学んで帰国したが、名を上げるためにスーマーを襲撃した上で、責任を十吉に押し付けて殺し三代目二丁になろうとした。両手が使える上にイチモツもでかい為名実共に二丁にふさわしいが二度にわたって十吉に敗れる。タリアからはウタマロと呼ばれていた。
スーマー(スーパーマーケットの略)
- ボス(仮)
- スーマーの幹部。ニセ二丁はおまえらのボスと呼んでいた。出番は多いが名前は出てきていない。
- 蜂の巣ジョニー
- スーマーのヒットマンで十吉同様に普段はサラリーマンをしている。命中率を度外視した速射が売り。ちなみにスーマーがつかんでいない二丁の正体をなぜか知っていた。
- 不死のガイコツ
- どんな怪我を負っても次の日にはしっかりとした足取りで復讐に向かうといわれるスーマーのヒットマン。十吉を追い詰めたがちなつと丸メガネの増援で倒される。不死の正体はガイコツは双子のヒットマンというだけで、兄の復讐で弟も十吉を襲った。
- デコハチ
- スーマーのメンバーで武装メンバーを束ねるブレーン役。コンビニとスーマーの戦争の先遣隊として習志野支部を襲撃した。
タリア関連
- タリア
- ラスベガスのマフィア、ジョゼッペファミリーのゴッドファーザーの姪。幼いころから特殊訓練を積んだヒットマンでもあり「跳馬のタリア」の異名がある。惚れっぽい性格で三ヶ月に一度のペースでマイラバー(恋人)が変わる。
- ブルーノ
- タリアの付き人。タリアに振り回される毎日を送っている。
- カルミネ
- 日本に逃げ込んだジョゼッペファミリーの裏切り者。銃があまりに下手糞なためそれ以外の武器を使う。
- カルロ
- ファミリーが決めたタリアのフィアンセ。タリア自身は当初嫌っていたが、人間とは思えないほどのイチモツを持ち、そのでかさでタリアのハートを射抜いた。しかしタリアは本人ではなくイチモツにしか興味がない様子。
- プロフェッサーグレコ
- 大学で心理学を学んだインテリヒットマン。タリアを狙って日本に来た。
[編集] 作中で主に使用する武器・銃器
- コルト・ガバメント:1巻・第3話「二丁を継ぐもの」で登場。
初代二丁の形見で十吉の常用の銃。 稲葉家に保管されているもの以外にもちなつが各地に隠して保管している物があるため、最初に使用したもの以外はどれが初代の形見かは不明。 また背景キャラにも使用するものが多い。
- デリンジャー:1巻・第4話「最強の刺客」で登場。
32口径の弾を使うタイプ。ちなつの使う銃だが初登場時は十吉が借りて使用した。 2巻・第2話「バストよりベストを尽くせ」では巨乳のキョーコが別のデリンジャーを使用。以降ちなつはキョーコが使っていたタイプのデリンジャーを使うようになる。 以前のものは稲葉家の隠し扉の中に確認でき十吉が所持しているようだ。
- グロック17:1巻・第5話「仕事も二丁!?」で登場。
2巻・第8話「接待で決闘〔後編〕」にて十吉に渡され、以降十吉はコルトとグロックの二丁を使うようになる。 5巻・第4話「インモーラル・バレット〔中編〕」ではウルフに破壊されたが、コルト同様予備があるためその後も使用している。 背景キャラが使用していることが多いのもコルトと同じである。
[編集] 敵の使用する武器・銃器
- デザートイーグル:1巻・第4話「最強の刺客」で登場。「鷲男」が50AEを使用。また、4巻・第2話「新生"二丁"伝説」ではニセ二丁用にスーマーが用意した銃の中にあったが、彼はこれでスーマーのメンバーを殺した上で「下品な銃」と称した。
[編集] 登場組織
- コンビニ
- 闇のコンビニエンスストアと呼ばれる24時間営業の犯罪組織。全国に支部があり、支部を支店、支部長を支店長と呼ぶ。主な業務内容は銃・女・薬の調達と殺し・強盗・護衛・死体の処理。
- スーマー
- コンビニの対抗組織で仕事の内容も似ている。商売敵であるが故に「コンビニ」と抗争が絶えないが、協定により戦争には至っていない。
- イージーフード
- 十吉が勤める商社。加工食品の製造販売業で主力商品は「モロコシプリン」「Ohマンゴーパン」
- ヨードフーズ
- イージーフードのライバル企業。蜂の巣ジョニーが勤めていた会社でもある。
[編集] 関連項目
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