井上京子 (プロレスラー)
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井上 京子(いのうえ きょうこ、1969年4月22日 - )は、日本の女子プロレスラー。身長166cm、体重100kg。山形県南陽市出身。NEO女子プロレス所属。
顔に施したペイントがトレードマークである。
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[編集] 所属
- 全日本女子プロレス(1988年〜1997年)
- フリー(1997年)
- ネオ・レディース(1997年〜2000年)
- ECM JAPAN(2000年)
- NEO(2000年〜)
[編集] 来歴
プロレスデビューは1988年10月10日、全日本女子プロレスの後楽園ホール興行での対井上貴子戦である。井上貴子とは後にタッグチームを組み、第100代WWWA世界タッグ王座にも輝いている。
全女時代は、抜群のスタミナ・スピード・テクニック・パワーを兼ね備え、ヒールでありながらあくどいファイトを行わなかった為、男女の境無しに人気を博し、豊田真奈美とのシングルマッチでは60分ノンストップの時間切れ引き分けを行っている。
1997年にネオ・レディース(現NEO女子プロレス)旗揚げと共に同団体所属となる。
2007年3月より子宮筋腫による無期限欠場。
[編集] 得意技
- 京子ラリアット
- ロープにもたれている相手目掛けて繰り出すラリアット。体重のある選手のためその威力は強力。
- ナイアガラ・ドライバー
- サンダーファイヤー・パワー・ボムのように相手を背中に担ぎ、ライガー・ボムのように前に投げ捨てフォールを奪う技。ダイナマイト・関西の使うスプラッシュ・マウンテンと違い、相手を持ち上げた際の空中での溜めが非常に少ない。
- ビクトリア・ドライバー
- 立っている相手を後ろから肩に担ぎ上げ、そのまま横に投げ落とす技。デスバレーボムに近いが相手は肩の上に仰向けに乗っているのが特徴。対豊田真奈美の為に開発された必殺技。
- ジャイアントスイング
- ダイビングエルボードロップ
- コーナーポストに向って走りながらトップロープに駆け上がり、そのまま背中から落下しエルボーを決める。
- カンパーナ(釣鐘固め)
- 釣り天井固め
- 相手の両足をロックし、両手首を掴み相手を上に持ち上げる。井上京子が使う際は、両足をロックした際に腰ふりダンスのパフォーマンスを見せ、その後で技を完成させる。
- ダンシングツリー
- 変形の両足をインディアン・デスロック。自分の両足を相手のクロスした足の中に入れてロックする。そのままの状態で踊り観客にアピールする。
- スパイダーネスト
- ロメロ・スペシャルの要領でうつ伏せの相手の背中に乗り、チキンウイング・フェイスロックを決め技を完成させる。
[編集] 入場テーマ曲
- Ready to Fight?
[編集] タイトル履歴
- NWA女子パシフィック王座&NEO認定シングル王座
- NEO認定タッグ王座(&三田英津子)
- WWWA世界シングル王座
- WWWA世界タッグ王座(&井上貴子)
- TWF世界シングル王座
- オールパシフィック王座
- IWA世界女子王座
- 全日本シングル王座
- WEWタッグ王座
- WEW6人タッグ王座
[編集] その他
過去に2度リングネームを変えた事がある。一度目は『アダモ井上(あだもいのうえ)』で、二度目は『井上狂虎(呼び名は本名と同じく、いのうえきょうこ)』。共にブル中野率いる獄門党に加入した際、ほんの一時期使用しただけですぐ本名に戻している。ちなみに、これらのリングネームは地方興行中に改名し、すぐ本名に戻している為、大都市でのビッグマッチでは名乗っていないので、あまり知られていない。
ちなみに『アダモ井上』の由来は。入団当時、先輩レスラー達の前で芸を披露する事になり、島崎俊郎の持ちネタであるアダモステを披露した所、非常にウケ、それ以降『アダモ』というあだ名をつけられた事による。
井上京子と言えば、ペイントレスラーとして有名だが、1試合のみペイントの代りに覆面を被り試合を行っている。だが、覆面が気になり試合に集中できず、それ以降被っていない。
2003年、プロレスリング・ノア選手興行にて井上雅央は「負けたら井上京子に改名する。」と言って敗退。井上京子のコスチュームとメイクで本人とともに登場した。