二朱金
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二朱金 (にしゅきん)とは、江戸時代に流通した金貨の一種。 二朱判 (にしゅばん)ともいう。
形状は長方形。 表面には、上部に扇枠に五三の桐紋、下部に「二朱」の文字が刻印されている。 裏面には「光次」の署名と花押が刻印されている。また、最初に鋳造された元禄二朱金には、 裏面右上部に鋳造時期を示す年代印「元」が刻印されている。
額面は2朱。 その貨幣価値は1/8両に相当し、また1/2分に相当する。 一朱金、二分金とともに、小判、一分金の補助貨幣として用いられた。
元禄10年(1697年)に初めて発行されたが、宝永7年(1710年)の乾字金の発行に伴い通用停止、その後天保3年(1832年)に天保二朱金、万延元年(1860年)に万延二朱金が発行された。万延二朱金は後に明治二朱金と改名して明治2年(1869年)まで鋳造されている。