久邇邦久
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久邇 邦久（くに くにひさ、1902年3月10日 - 1935年3月4日）は、日本の華族、陸軍軍人。陸軍歩兵大尉侯爵。久邇宮邦彦王第二王子で、母は薩摩藩十二代藩主島津忠義の娘俔子。兄に朝融王、妹に香淳皇后・三条西信子・大谷智子、弟に東伏見慈洽伯爵がいる。
[編集] 来歴・人物
学習院初等科を経て学習院中等科在学途中の1918年4月の17歳のとき、東京府立一中2年次に入学。1920年12月1日の府立一中4年次であった19歳のとき、当時の皇族の慣例に従って士官候補生として近衛歩兵第四連隊に入隊し、大正10年10月1日の20歳のとき、陸軍士官学校へ入学。
大正12年7月、陸軍士官学校（35期）を卒業する。同期には、松谷誠陸軍大佐・荒尾興功陸軍大佐・石川晋陸軍大佐らがいる。同年10月25日臣籍降下し侯爵を授爵、久邇の家名を賜る。初め島津忠済公爵の娘量子と結婚、後に離婚し松浦靖次伯爵の娘董子と再婚する。
1935年に浴室において脳出血で薨去するが、子はなく、三条西公正伯爵の次男実英が後を継ぐ。実栄は田口茂長の娘操と結婚する。妻の董子は邦久との間に子がなかった事から邦久逝去の後久邇家から離れる。
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