丸石製薬
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種類 | 株式会社 |
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市場情報 | 非上場
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本社所在地 | 日本 〒538-0042 大阪市鶴見区今津中2-4-2(本社事務所) |
電話番号 | 06-6964-3100(代表) |
設立 | 1936年(創業は1888年) |
業種 | 医薬品 |
事業内容 | 吸入麻酔薬を主とする麻酔・鎮静領域薬剤、及び殺菌消毒剤の製造 |
代表者 | 代表取締役会長 井上信之 代表取締役社長 井上慶一 |
資本金 | 285,000,000円 |
売上高 | 412億円(2005年度) |
従業員数 | 480人 |
決算期 | 3月末 |
主要子会社 | 目黒研究所、日興製薬(岐阜市) |
外部リンク | http://www.maruishi-pharm.co.jp/ |
特記事項:同社の主力製品である吸入麻酔薬は、同効医薬品国内シェア90%以上を占め、さらに、Abbott社を通じて海外に輸出され、全世界で使用されている。当該医薬品の輸出により、同社の売上高の半数以上は輸出で構成され、他の製薬企業と比して輸出の占める割合が高くなっている | |
丸石製薬株式会社(まるいしせいやくかぶしきがいしゃ)は、大阪市中央区伏見町に本店を置く製薬会社である。なお、伏見町には社員が常駐せず、鶴見区の本社ビルに本社機能を有する。1888年創業。
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[編集] 会社概要
医療用消毒薬、吸入麻酔剤・鎮静剤などの医薬品製造販売を行う。麻酔・消毒等の手術に関連する薬品についての取り扱いが多く、麻酔・消毒薬の分野では国内最大手に位置する。
中でも「ウエルパス」は病院のみならず、近年では化粧室や外食産業向けへの需要も伸びており、同社の主力商品の一つでもある。しかし、ウエルパスは医療用医薬品として厚生労働省から承認を得ているので、外食産業向けに供給を予定されているものではない。なお「ウエルパスマイルド」という製品がある。
社章・商標の「赤い丸に石を配した印」は同社の礎となった丸石商会の創業者である石浜豊蔵[1]より初代社長の井上治兵衛が社名と共に引き継いだものであり、円の中にある“石”の文字は「いかなる風雪にも耐え得る、不動磐石の巌、そして同社の経営方針である堅実さ」を表わしている。
資本金基準では、大会社に分類されない会社であり、株式は公開していない。また、定款で株式の譲渡制限が課されており、いわゆる「非公開会社」であるが、株主数は100名を超え、この種の会社ではめずらしい。
- 本店所在地 大阪府大阪市中央区伏見町2丁目3番5号
- 本社事務所ならびに中央研究所 大阪府大阪市鶴見区今津中2丁目4番2号
[編集] 売上構成
年間売り上げの半分以上をセボフレンの原料であるヘキサフルオロイソプロパノール原末の輸出で占めるが、製造はセントラル硝子である。その他、全身吸入麻酔剤、擦込式手指消毒剤等の医療用医薬品の国内販売が占める。
[編集] 脚注
- ^ 豊蔵の長男は東洋史学者の石浜純太郎(1888~1968)。小説家、作詞家の石浜恒夫(1923~2004)は孫に当たる。