中国天主教愛国会
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中国天主教愛国会(ちゅうごくてんしゅきょうあいこくかい)中国共産党政権公認のカトリック系キリスト教の宗教団体。
カトリック教会の中国布教活動は16世紀末に中国に渡ったマテオ・リッチが有名であるが、その後衰退。19世紀から20世紀初頭に再度布教活動を展開し、中国国内の教区にはバチカンで学んでローマ教皇に任命された中国人司教も誕生したが、1949年共産党政権が成立すると外国人司教は全て国外に退去し、1951年中国とバチカンは断交。その後台湾とバチカンの国交が樹立した際、中国は政府公認の中国天主教愛国会としてカトリック教会を政府のコントロール下においた。