上御園遺跡
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上御園遺跡(かみみそのいせき)とは、かつて愛知県小牧市中部に存在した、戦国時代の城下町の遺跡である。城下町は、1563年(永禄6年)7月に織田信長が居城を清須城から小牧山に移つした後、整備された。この遺跡はこの町の西端に当り、発掘調査から主に商工業者が住んでいた場所であると考えられている。1567年(永禄10年)に織田信長が岐阜城へ居城を移つすと、小牧山城は廃城になり、町は縮小された。しかし町の西側部分は、江戸時代初期まで続くこととなる。
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[編集] 年表
- 1563年(永禄6年)7月 - 織田信長が清須城から小牧山城に居城移転。城下町が作られる。
- 1567年(永禄10年) - 織田信長が美濃稲葉山城を攻略。「岐阜城」と改めて居城を移転。小牧山城は廃城となる。町は縮小される。
- 1624年(元和9年) - 尾張藩によって東に移転させられる。小牧宿の誕生。
- 2004年(平成16年) - 土地区画整理事業に伴い、小牧市が遺跡の本格調査を始める。
- 2005年(平成17年)3月31日 - 遺跡推定範囲が拡大される[1]。
[編集] 所在地
愛知県小牧市堀の内5丁目地内
[編集] 交通手段
[編集] 周辺
[編集] 関連項目
- 新町遺跡 - 同じ町の東端にあたる部分の遺跡。
[編集] 関連書籍
- 『愛知県小牧市遺跡範囲確認調査報告書1』小牧市教育委員会/編(小牧市教育委員会、1992年3月)
- 『市内遺跡発掘調査報告書11』小牧市教育委員会/編(小牧市教育委員会、2002年3月)
- 『市内遺跡発掘調査報告書13』小牧市教育委員会/編(小牧市教育委員会、2004年3月)