三角波
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三角波
- (さんかくは) 波形の一つ。この項目で説明。
- (さんかくなみ) 水面波の一形状。複数の方向からの波(うねりと風浪、防波堤の反射波など)の山が重なってできる、頂の尖った孤立した大きな波。巨大波、一発大波とも言われる。
三角波(さんかくは、英語: triangle wave)は、非正弦波的な基本的波形の一種で、波形の見た目が三角形になっているところからそのように呼ばれる。
矩形波と同様、三角波は奇数倍音のみを含む。しかし、矩形波に比べて高い倍音成分は急速に小さくなる(倍音の次数の逆数の自乗に比例する)。そのため、矩形波よりも聴きやすく、正弦波により近い。
基本周波数に奇数倍音を合成していくことで三角波の近似を得ることができる。(4n-1)番目の倍音に -1 をかけるか πによって位相をずらし、基本周波数からの相対周波数の自乗の逆数で振幅を小さくすればよい。
三角波に収束する無限フーリエ級数を以下に示す。
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- 三角波のサンプル音:1 kHz の三角波(5秒間)
- うまく聞けない場合は、サウンド再生のヒントをご覧ください。