三菱・ギャランスポーツ
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GALANTSPORTS(ギャランスポーツ)は、かつて三菱自動車工業が製造・販売していたRV風5ドアハッチバック。7代目ギャランをベースにしている。
1990年代の前半、ステーションワゴンがブームとなった。特に2000ccターボエンジン搭載のスバル・レガシィGTは大ヒット作となった。しかし当時の三菱のラインナップにはミドルクラスのワゴンが存在しておらず(ラージクラスにはディアマンテワゴン、スモールクラスにはリベロが存在していた)、またワゴンにスポーティなエンジンを搭載してなかったことから販売面で苦戦していた。そこで輸出用のギャラン5ドアをベースに「無理やり」RV仕様に仕立て「ワゴン風味」としたのが当モデルである。
[編集] 歴史
[編集] 1994年~1996年
- 1994年9月:7代目のギャランのバリエーションとして登場。ヨーロッパ輸出用ギャラン5ドアに、RV風の装飾を施したモデルであり、キャッチフレーズは「GTRV」「セダンよりワイルド、ワゴンよりスマート」。GTの走りとRVの遊び心を併せ持つ。
- エンジンはV6 2000(6A12)でターボ付きの「スポーツGT」(MTは240PS ATは215PS)と、NAの「スポーツ」(SOHC145PS)の二種類。屋根上のルーフレールと大型トランクスポイラーが印象的。GTには大型のバンパーガードも装備されていた。
- 1996年9月:販売不振及び、8代目ギャランのフルモデルチェンジに伴い製造中止。マーケットとしての役割は正式にステーションワゴンとして登場したレグナムが後を継いだ。結果的に珍車で終わった車種といえよう。