三菱・エメロード
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エメロード(EMERAUDE)は、三菱自動車工業が製造・販売していた4ドアハードトップ型乗用車である。7代目ギャランをベースにしているが、ハードトップとギャラン/エテルナとの姉妹車の点から見れば、事実上ギャランΣハードトップ/エテルナΣハードトップ[1]だが、エメロードは新たな派生車種にあたる。
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[編集] 概要
バブル期に設計されただけあり、リフレクターヘッドライトを採用した薄いグリルに曲面を多用したボディデザイン、ギャラン/エテルナと同じ3ナンバーボディ、1800cc、2000cc、DOHC2000cc(1993年10月の一部改良後にMIVEC搭載エンジンも登場)の全種V6エンジンをラインナップ、豪華な内装・シートなど、高級セダンの名に恥じない仕上がりを持つ仕様となっている。
トヨタ・カリーナED程車高は低くないが、やはりスタイリング重視で、居住性は犠牲になっており、当時のユーザーには受け入れられず[2]、価格的にも2.5Lエンジン搭載の1クラス上のディアマンテがあったため、販売面では苦戦した。
埼玉県警察などいくつかの警察本部では捜査用覆面パトカーとして導入されている。
[編集] 歴史
- 1992年10月 - ギャランの4ドアハードトップとして発売される。
- 1994年2月 - 一部改良。MIVEC-MDエンジン搭載モデルの200馬力。SUPER TOURING-Rを追加。ボディカラーも一部変更され、ダークレッド内装が廃止された。同時に特別仕様車SUPER TOURING R-SPECIALを追加
- 1994年10月 - マイナーチェンジで運転席エアバッグを全車に標準装備。後期モデルからはフロントバンパーがエテルナと共通になり、フロントグリルが2分割タイプに、テールランプがリフレクター付に変更される。グレードが大幅に変わり、2.0スーパーツーリングのDOHC車(170馬力仕様)、1.8TR(4気筒)、1.8TG(V6)が廃止され1.8 SUPER TOURINGに統合された。これによりグレードがV6エンジン搭載のSUPER TOURING系のみとなった。同時にコスト削減のあおりを受けて内装の装備品と素材が見直された。1.8Lエンジン車とMIVECエンジン車はエアコンがマニュアルタイプに変更される。
- 1995年10月 - 一部改良。
- 1996年8月 - ギャランのフルモデルチェンジと同時にエテルナと共に販売終了。
[編集] ボディカラー
[編集] 1992年5月~1993年10月
- オパールホワイトF9(ダークレッド内装)/F2(グレー内装)
- アルハンブラシルバー(FX)
- エメロードグリーン(FN)
- ガーネットモーブ(FT)
- ラピスブルー(FK)
- クタニレッド(JR)
[編集] 1993年10月~1994年10月
- オパールホワイト(F2)
- ラガーディアシルバー(NH)
- エメロードグリーン(FN)
- トスカナブラック(HI)
- ラピスブルー(FK)
- クタニレッド(JR)
[編集] 1994年10月~1995年10月
- オパールホワイト(F2)
- ラガーディアシルバー(NH)
- キルダーグリーン(GF)
- トスカナブラック(HI)
- ムーンライトブルー(TR)
- クタニレッド(JR)
[編集] CM
[編集] キャッチコピー
- 「ジュエル・クライマックス」(1992年)
- 「BRILLIANT 4DOOR SPECIALITY」(1992年)
- 「BRILLIANT 4DOOR HARDTOP」(1993年~1996年)
[編集] CM曲
- 「エソル・ブロス」(athol-brose)、コクトー・ツインズ(1992年)