ヴィーダ
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ヴィーダ(またはヴィダ、オック語:Vida)とは、オック語で書かれたトルバドゥールまたはトロバイリッツ(Trobairitz)の短い散文の伝記である。
[編集] 概略
「Vida」という語はオック語で「生涯」の意味。シャンソニエ(中世トルバドゥールの詩を集めた写本。Chansonnier)の中では、特定の作者の作品に短い散文の伝記が添えられることが多かった。しかし、これらがどの程度、独自の情報源に基づいているかについては論争の的となっている。いくらかの断定は、詩の内容を読んで推定したものであることは疑いない。ヴィーダの多くはイタリアで、多くはUc de Saint Circによって作られた。
さらに、いくつかの詩にはRazo(詩が書かれた状況の説明)が添えられもした。
[編集] ヴィーダの添えられたトルバドゥールとトロバイリッツたち
[編集] 参考文献
- Biographies des troubadours, edd. and trans. J. Boutière and A.-H. Schutz. Paris: Nizet, 1964.
- The Vidas of the Troubadours, ed. and trans. Margarita Egan. New York: Garland, 1984. ISBN 0 8240 9437 9.