ヴァイオリンソナタ第2番 (ブラームス)
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ヨハネス・ブラームスのヴァイオリンソナタ第2番イ長調は1886年に作曲された室内楽作品。他作品に比べて明朗な響きで典雅な構成になっている。
[編集] 第1楽章
- 4分の3拍子。イ長調。ソナタ形式。冒頭からピアノの主和音が流れ、ヴァイオリンがオブリガートを務める。更にピアノが主題を弾きヴァイオリンが補充している。
- ベートーヴェンの作と異なってヴァイオリンに主題を全て歌わせず、補佐役を担わせていながら音色の美しさを印象づけている。第1主題が重厚なイ長調(C#-G#-A)の和声であり、ピアニスティックな表現であるが、第2主題は属調ホ長調でG#-H-Eの主和音が素材。いずれも優雅でロマン派作家としての特徴が現れている。
- 展開部は第1主題をくりかえしていて、簡単に済ませている。尤もピアノは重厚な和声で筆跡は明らか。
- 再現部は形式通り。vivaceの部分で同名短調に傾いているがこれも簡潔に済ませている。
[編集] 第2楽章
- 4分の2拍子。ヘ長調。ロンド形式。冒頭ではピアノ右手とヴァイオリンとが対位法的に主題を表す。この穏やかな曲想は後二回ニ長調で使い回される。vivaceでは4分の3拍子。ニ短調。同様に対位法的処理がされており簡明な展開。
前楽章・後楽章いずれも落ち着いた歌唱風なのでここではやや律動的に処理している。
[編集] 第3楽章
Allegretto grazioso (quasi Andante)