ロベルト・フロイス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ロベルト・フロイスは、プレイステーション2用ゲームソフト、『新鬼武者 DAWN OF DREAMS』で登場する架空の人物。声優は羽多野渉。ゲーム中では一貫して「ロベルト・フロイス」で通しているが、ラジオドラマ等で「ロベルト・ザビア・フロイス」というフルネームがある事が判明した。
目次 |
[編集] キャラクター像
イスパニア人の父と日本人の母の間に生まれる。少年時代はイスパニアに短期在住していたが、後にその大半を日本で過ごす。
それから間も無く父は没し、残されたロベルト母子は「異国人と通じた」という理由で周囲の日本人達から凄惨なまでの差別を受けながら暮らす事となる。これがきっかけで自分達母子を罵倒し続けた日本人と日本語に対し激しい嫌悪感を抱く様になる。
その後、秀吉の九州征伐が始まると、その進軍途中にあったロベルトの故郷は戦火に消え、彼自身は孤児となる。その頃ルイス・フロイスと出会い、彼に保護され養子となる。宣教師として高名なルイスの影響か、ロベルト自身も宣教師としての道を志す。
ルイスには他に26人の養子がおり、共に家族のように暮らしていたが、ロベルトが成人する頃にルイスは豹変し、自分の養子達を実験と称して次々と殺害してしまう。その魔の手はロベルトにも伸びようとしていたが、ロベルトが次に気付くと、そこはルイスの実験施設の外であった。手には妙な形のペンダントが握られ、腕の中にも何かを埋め込まれたようだった。
その後、26人の同胞の仇を討つべくルイスを追っていたロベルトは、ルイスと深いかかわりを持つ秀吉を追う蒼鬼達と共闘する事になる。
蒼鬼達と出会った頃は先述した通り日本語に嫌悪感を抱いていたので、イスパニア語でしか話そうとせず、イスパニア語を話せる天海以外誰とも会話が出来ない(ロベルトの側で拒否している)状態だった。しかし、蒼鬼達との関わりの中で彼等から「身を切るような刃のごとき言葉」とは全く異なる「温かい言葉」としての日本語を話し掛けられ、印象を改めて以降は日本語で会話をするようになる。
ただし、イスパニアで生まれ育った幼少期や、自らの外観もあって「自分はイスパニア人」という考えを抱いている為か、日本語に対する印象を改めて以降も独白時や激昂した時にはイスパニア語を発している。
[編集] 技
拳を使って戦うというキャラ特性上、ボクシングの様な技が多い。
- ジャブ 4連または5連攻撃可能な武器装備時限定で、ジャブの連打が可能。
- パイルボム 鬼戦術の代わりに衝撃波を放つ無属性武器限定技。発動が遅く、リーチも短いので使いにくい。
- デスストーム 体を左右に揺らしながらのボディブローの連打。その姿はデンプシーロールを彷彿とさせる。
- スピンブロー 渾身の力をこめたコークスクリュー。
- ヘルタワー 衝撃波を伴ったアッパーカット。
- ノヴァ 肩を回した後に拳を振り下ろし、地面に渦巻状の衝撃波を発生させる。
- ストライク 拳を素早く打ち下ろす。小型の幻魔ならダウンを奪う事が可能。
- パインドシュート 光の糸で敵を絡め取る。この状態から振り回したり、気を送って爆発させる事が出来る。
- 破魔の拳 ロベルトの鬼覚醒。通常攻撃が多段ヒットするようになる。
- ハイラッシュ 猛スピードでのパンチの乱打。「破魔の拳」発動時のみ使用可能。
[編集] 隠しコスチューム
特定条件を満たす事で、3種類のコスチュームでゲームをプレイ出来るようになる。その内容は以下の通り。
- 闘牛士
- ボクサー
- 「ストリートファイター」シリーズのガイル
[編集] 関連項目
- 同番組内で放送されたドラマでロベルトのフルネームが明かされた。