レッド・デジタル・シネマカメラ・カンパニー
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レッド・デジタル・シネマカメラ・カンパニー(Red Digital Cinema Camera Company)は米カリフォルニア州レイク・フォレスト市に本社を置き、レッド・ワン（Red One）と呼ばれるデジタル・ビデオカメラの開発会社である。
シネマカメラは解像度が4520ｘ2540に達するスーパー35大のCMOSイメージセンサを用いる。価格は17500ドル、低予算で高解像度のデジタルシネマの製作会社向けを想定している。全米放送事業者協会(NAB)（2008年4月開催）ではその全貌が明らかになった。
レッド・デジタル・シネマカメラ・カンパニーは1999年、スポーツ・サングラスメーカーのオークリー社の創業者であるジム・ジャナードにより設立された。ジャナードは2007年11月にイタリアに本社を置く世界最大の眼鏡メーカー、ルクソティカ社にオークリーを売却。「余生はデジカメビジネスに集中する」と公言している。
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[編集] 技術上の仕様
[編集] 撮像素子
撮像素子は画角24.4mmx13.7mm、1200万画素のCMOS（ブランド名:Mysterium）を使用している。ダイナミックレンジは66dB以下である。Mysterium撮像素子は画角がスーパー35フィルムと同じなので35mmフィルム式シネマカメラ向けのレンズが使用できる。
カメラは同様に窓モードで使用することもできる。スーパー16の画角をエミュレートする事ができる。
[編集] 記録フォーマット
記録フォーマットは（4520x2540画素、プログレッシブスキャンの場合）、4K RAW RedCode, 4K RAW 2:1 RedCode, 2K RAW RedCodeで記録される。
| Frame Rate | Supported Resolution |
|---|---|
| 1 – 60 fps (variable) | 2540p RAW (RAW port option) DISCONTINUED (replacement in the works) |
| 1 – 30 fps (variable) | 4K RAW, 4K 2:1 (windowed and using the RedCode codec) |
| 1 – 120 fps (variable) | 2K RAW (windowed and using the RedCode codec) |
| 23.98, 24, 25, 29.97, 30, 50, 59.94, 60 fps | All formats 12-bit linear uncompressed or compressed RAW |
レッド・ワンは標準画質での撮影は行わない。高解像度で撮影すれば編集段階で解像度を標準画質に変換できるが逆は出来ないからである。
[編集] 圧縮行程
RAWで記録した場合、毎秒24フレームのデータ量は27.5Mbps(220メガバイト/秒)に達する。データ量が膨大になるのでリアルタイムで圧縮する。
[編集] 音声
現在の所、音声は12.4チャンネル、非圧縮、24ビット、48KHzである。
[編集] レンズとレンズマウント
- レッド・ワン・カメラはArri PLのレンズ規格に準拠する予定である。キャノンやニコンのレンズマウントにも対応できる選択肢を用意する予定である。
[編集] 本機で撮影された劇場公開映画
- ゲリラ（2008年公開 スティーブン・ソダーバーグ監督）
- アルゼンチン（2008年 スティーブン・ソダーバーグ監督）
- ジャンパー（2008年 ダグ・リーマン監督）
[編集] 競合社
レッド社には多数の競合社がある。いくつかは解像度が1080ｐのみである。競合社の解像度は似ている。いくつかは映画産業によって幅は合わせてある。
- Arriflex D-20 (35mm sensor size, 1080p output)
- Genesis (Panavision) (35mm, 1080p)
- F-23 (Sony CineAlta) (2/3", 1080p)
- ダルサ オリジン (35mm, 4K)
- Thomson Viper FilmStream (2/3", 1080p)
[編集] その他の製品
- エピック
- スカーレット
- レッド・レイ
[編集] 出典
[編集] ウィキブックス
- Red Camera on the Movie Making Manual（英語）
