レッドアロー
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レッドアローとは、西武鉄道の運行する特急列車の愛称および最初にその名を冠された5000系電車、およびその後継である10000系電車の特急形車両を指す。
目次 |
[編集] 列車名および運行線区
- 「ドーム」(スタジアムエクスプレス・ローズエクスプレス)
- ※野球シーズン、ゴールデンウィーク、夏休み期間、国際バラとガーデニングショウ開催時のみ運行
- 池袋線・狭山線
[編集] 過去の列車名および運行線区
- 「こぶし」
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- 池袋線・西武秩父線
- 「おくちちぶ」
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- 新宿線・池袋線・西武秩父線
[編集] 運転概況
- 1993年12月の「小江戸」号運行開始により池袋線・西武秩父線系統と新宿線「小江戸」と系統が分離されており、定期列車としては両系統の乗り入れは実施されていない。
- 全列車が座席指定席制の特急券を別途購入する形で利用する。なお、定期券利用者でも特急券を購入すれば利用可能である。
- 池袋・飯能・西武秩父および入間市の下りホームには、レッドアロー専用のプラットホームがある。
[編集] 車両
[編集] 沿革
- 西武鉄道の場合、特急列車の運行は1969年の西武秩父線開業とともに使用を開始した専用電車である5000系電車による運行開始を緒とする。運行開始より主に池袋線と西武秩父線であった。
- 1976年、西武新宿~西武秩父まで直通する「おくちちぶ」を運行する。
- 1988年、1編成6両中2両が禁煙車となる。
- 1993年5月12日に5507Fが池袋~西武秩父間でお召し列車として運行。12月には「ニューレッドアロー」10000系が登場し、新宿線「小江戸」から運行を開始。なお編成は7両となり喫煙車は4号車1両のみとなった。
- 1995年、池袋線・秩父線系統で運用されていた5000系を10000系に置換完了。10000系では車内販売が廃止された。
- 2006年9月1日、プッシュホン予約サービスを終了。同時に特急券発売駅の見直しが行われる。
- 2006年10月1日、喫煙車が廃止となり全席禁煙となる。
- 2007年3月6日ダイヤ改正で、それまで「スタジアムエクスプレス」「ローズエクスプレス」として運転されていた西武球場前行き臨時特急が「ドーム」の統一愛称となる。初運転は3月24日。
- 2007年3月28日、西武新宿~本川越間で10108Fが西武鉄道2回目のお召し列車として運行。
- 2007年5月8日、「ちちぶ号」「むさし号」「ドーム号」「小江戸号」のインターネットによる特急券予約開始。
[編集] 関連項目
- SUPER BELL"Z - 「鉄道戦隊レオ☆レンジャー」というシングルを発表。
- 渡辺美里- 1990年~2005年にかけての西武ドームライブの際に「MISATO TRAIN」としてレッドアロー号で運転されていた。ただし2001年~2003年は「臨時」表示での運転。