レオタックス
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レオタックス（Leotax ）はかつて日本に存在したカメラメーカー。主にコピーライカを製造していた。
同様にコピーライカを製造していたニッカカメラは日本光学（現ニコン）のニッコールを装着していたがレオタックスは東京光学（現トプコン）のトプコールを装着した。戦前日本光学は主に日本海軍に、東京光学は主に日本陸軍に納入し「海のニッコー、陸のトーコー」と言われていたためその争いが再現していると言われた。
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[編集] 歴史
- 1939年 - 昭和光学設立。
- 1955年 - レオタックスカメラに社名変更。
- 1959年 - 倒産。
[編集] 製品
[編集] 120フィルム使用のカメラ
- セミレオタックス（1940年発売、1948年再発売） − 6×4.5cm判のスプリングカメラ。
- セミレオタックスDL（1944年発売） − 6×4.5cm判のスプリングカメラ。ファインダーにパララックス補正機構付き。
- セミレオタックスDL-II/セミレオタックスR（1952年発売） − 6×4.5cm判のスプリングカメラ。単独距離計付。
[編集] 135フィルム使用のカメラ
[編集] ライカコピー
- レオタックス（1940年発売） - 本体には距離計のないモデル。新品時は単独距離計が付属した。
- レオタックススペシャルA（1942年頃発売） - エルンスト・ライツのパテントを避け距離計の2つの窓の外側にファインダーを置いたため基線長は27mmになってしまった。
- レオタックススペシャルB（1942年頃発売） - スペシャルAにスローシャッターを装備したモデル。
- レオタックススペシャル（1946年頃発売） - 戦後スペシャルAを再発売したモデル。東京光学（現トプコン）のステート5cmF3.5を装着、これ以後東京光学のレンズを装着する。
- レオタックススペシャルDII（1947年頃発売） - 戦後ライカの特許が無効化されたため完全コピーとなった。このモデルはライカIIのコピー。スローシャッターなし。ライカとの違いはボディーがアルミニウム合金に対し真鍮である。
- レオタックススペシャルDIII（1947年頃発売） - 戦後ライカの特許が無効化されたため完全コピーとなった。このモデルはライカIIIのコピー。スローシャッター付き。ライカとの違いはボディーがアルミニウム合金に対し真鍮、距離計倍率が1.5×に対し等倍である。
- レオタックススペシャルDIV（1950年1月発売） - レオタックススペシャルDIIIのファインダーが1.5倍となった。
- レオタックスS（1952年12月発売） - レオタックススペシャルDIVにシンクロを装備した。F接点はFP級バルブ、S接点はM級やF級バルブを使用する。
- レオタックスF（1954年6月発売） - ダイキャストボディー採用。シャッタースピードの最高速1/1000秒装備。
- レオタックスK（1955年7月発売） - レオタックスFのシャッターからスローと1/1000秒が省かれている廉価版。
- レオタックスT（1955年12月発売） - レオタックスFのシャッターから1/1000秒が省かれている廉価版。
- レオタックスTV（1957年11月発売） - セルフタイマー装備。アルバダ式フレームファインダー。シャッタースピードが倍数系列になった。
- レオタックスT2（1958年2月発売） - レオタックスTVからセルフタイマーを省いたモデル。
- レオタックスK3（1958年7月発売） - レオタックスT2のスローを1/15秒と1/8秒のみに簡略化したモデル。
- レオタックスFV（1958年8月発売） - レオタックスの頂点。レバー巻き上げ、クランク巻き戻し。シャッタースピードの最高速1/1000秒装備。
- レオタックスTV2/レオタックスメリット（1958年11月発売） - レオタックスFVから1/1000秒を除いた廉価版。当初TV2の名称で発売されたがメリットに改名された。
- レオタックスTL2/レオタックスエリート（1959年4月発売） - 当初TL2の名称で発売されたがエリートに改名された。
- レオタックスエリートS2（1960年発売）
- レオタックスG（1961年発売） - 開発中にレオタックスが倒産、後に下請け業者が部品を組み上げて写真用品卸商社の六和から発売されたもの。
