ルージュラ
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ルージュラ | |
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全般 | |
英語名 | Jynx |
進化体系 | たねポケモン |
進化前 | ムチュール |
進化後 | なし |
世代 | 第1世代 |
ポケモン学 | |
分類 | ひとがたポケモン |
タイプ | こおり / エスパー |
高さ | 1.4 m |
重さ | 40.6 kg |
特性 | どんかん/よちむ |
ルージュラは、ポケットモンスターシリーズに登場する492種の架空のキャラクター(モンスター)のうちの一種である。
目次 |
[編集] 特徴
足元にまで届きそうな長い髪、大きな唇と真ん丸い目のユニークな顔をした、赤いドレスを着たような体のポケモン(ちなみにスカートの中は空洞になっており、下半身らしき部分は存在しない)。体色がファイアレッド・リーフグリーン以降紫になったのはおそらく黒人差別の関係と思われる(製作サイドに人種差別的な意図は存在しなかったとされる。en:Pokémon episodes removed from rotation参照)。
腰を左右に振りながら歩く。人の言葉のような鳴き声を発するため、この鳴き声について研究する者もいる。鳴き声が「スリープ」「スリーパー」に似ている。また、現在確認されているポケモンの中で最も鳴き声が長い。
[編集] ゲームでのルージュラ
性別を特定するデザインのため、♀しか存在しない。初代では『青』のみ野生で登場し、『赤・緑』(および『ファイアレッド・リーフグリーン』)ではハナダシティにいる人物との通信交換で入手(ニックネームは赤・緑が「まさこ」、ファイアレッド・リーフグリーンが「コリンダ」)するようになっていた。
尚、『金・銀』では大半の氷タイプのポケモンが「とくしゅ」の仕様変更によってどちらかの能力が低下したが、ルージュラだけは『赤・緑』での「とくしゅ」はそのまま「とくぼう」に引き継がれ、「とくこう」は更に上昇している。「ぼうぎょ」はかなり低い。
タイプ、容姿から見て分かるように、エスパー、氷タイプの技、はたく、あくまのキッスなどを使えるが、なぜかしたでなめるも覚える。
[編集] アニメでのルージュラ
「ルージュラのクリスマス」では、壊れた人形を持ち去られた事に恨みを持つムサシが復讐を企みプレゼントを独り占めしようとするが、ルージュラ達の「サイコウェーブ」によって撃退。また、「してんのうカンナ!こおりのたたかい!!」ではカンナのポケモンとして登場、ロケット団を「れいとうパンチ」で凍らせた後、「ふぶき」で彼等を撃退している。
米国など一部の国では初期のキャラクターデザイン(黒い肌・分厚い唇)が人種差別的であるとして「ルージュラのクリスマス」など一部のエピソードは欠番となっている。
[編集] ポケモンカードでのルージュラ
初出はポケットモンスターカードゲーム第1弾。レアリティは◆でHPは70と当時のたねポケモンにしては高い。
コイントスによってダメージが変動する「おうふくビンタ」と既に相手が受けているダメージを加算する「ヨガのポーズ」の2つのわざを使う。
その後は拡張シートで登場。超タイプのポケモンにもかかわらず、水エネルギーを使ってわざを発動させるため、水タイプのデッキに組み込まれることが多かった。
[編集] 映画でのルージュラ
[編集] その他におけるルージュラ
- また、「ポケットモンスター四コマ漫画劇場」で魔神ぐり子がネタとして起用して以降はブサイクキャラが定着し、様々な漫画家の作品でネタにされた。しかもこのルージュラの大半は自分のことを美しいと思いこんでいる点が共通している。ちなみにポケモンアニメもこの影響を受けたのか、エンディングの「タケシのパラダイス」ではタケシがルージュラを拒むシーンがある。最近はポケモンのアンソロジーが激減したため、あまり見られなくなった。
- ポケットモンスターSPECIALでは、四天王・カンナの手持ちポケモンとして登場。れいとうビームで相手の氷人形を作り出し、カンナが持っている口紅でその人形に印をつけると、相手のその部分が凍り付くという特殊能力を持っている。