リヴェンジ級戦艦

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リヴェンジ級戦艦

艦級概観
艦種	戦艦
艦名
前級	クイーン・エリザベス級戦艦
次級	ネルソン級戦艦
性能諸元
排水量	常備：28,000トン
全長	190.3m
全幅	27m
吃水	8.7m
機関	バブコック&ウィルコックス製重油石炭専焼缶18基+パーソンズ式オールギヤードタービン4基4軸推進 40,000hp 石炭140トン/重油900トン
最大速力	23.0ノット
航続距離	10ノット/4,200海里
乗員	908～997名
兵装	38.1cm（42口径）連装砲4基 15.2cm（45口径）単装砲14基 7.6cm（45口径）単装高角砲2基 47mm（40口径）単装砲2基 53.3cm水中魚雷発射管4基
装甲	舷側：330mm 甲板：51mm 主砲塔： 330mm（前盾）、-mm（側盾）、-mm（後盾）、-mm（天蓋）バーベット部：254mm 司令塔：-mm
艦載機

リヴェンジ級戦艦のイラスト

リヴェンジ級戦艦 (Revenge class battleship)は、イギリス海軍の戦艦の一つ。第一次世界大戦中に高速戦艦として建造された。本級は、建造された全ての艦のスペルが「R」で始まることから、R級と呼ばれることもある。

[編集] 概要

前級超弩級戦艦「クイーン・エリザベス級」でドイツ海軍に差をつけたイギリス海軍が次なる布石として、「アイアン・デューク級戦艦」の設計を流用し安価に15インチ砲戦艦を揃える計画に基づき整備されたのが本級である。

本級が建造されたときには、日米の戦艦の主砲は14インチ（36.5cm）砲であり、ドイツもマッケンゼン級で口径35cmを計画しているに過ぎないことから、列強をリードするこの砲を装備することにより大きなアドバンテージを持つと考えられた。しかし15インチ砲を乗せるには小型の船体に前級と同等の高速性能を求めるのは無理で、止む無くボイラーの数を減少し、将来の燃料事情の悪化を考慮して重油専焼缶と重油石炭混焼缶との混合とした。しかし、起工直後に第一本部長の職に復帰したフィッシャー提督は元設計の速力21ノットを不服とし、急遽ボイラーを重油専焼缶一本に纏め、出力向上を図ったが速力はあまり向上せず23ノットであった。とはいえ当時は他国の戦艦も軒並み20ノット台で問題は無かった。

武装配置については、主砲配置は前級（クイーン・エリザベス級）と同一である。副砲配置については改良が行われており、後部副砲の位置が低すぎ、波浪が吹き込んで外洋航行時の使用が制限されると言う不具合を前後副砲の装備位置を同甲板上に置くことで解決した。防御は前級のものを踏襲して大幅な進化は無かった。

第一次世界大戦中に八隻が発注されたが実際に竣工したのは「リヴェンジ」「レゾリューション」「ラミリーズ」「ロイヤル・サブリン」「ロイヤル・オーク」の五隻だけで、残り三隻はキャンセルされた。レナウン級巡洋戦艦「レナウン」と「レパルス」は、本級を巡洋戦艦に設計変更したものである。

本級は、第二次世界大戦前にクイーン・エリザベス級のような大規模な近代化改装工事を受けることはなく、大戦での英海軍ではもっとも旧式化した戦艦であった。その為、主として船団護衛や陸上への艦砲射撃などの第二線任務に就いた。なお、ロイヤル・オークは1939年にスカパ・フロー基地に侵入したUボートにより撃沈されている。

[編集] 同型艦

「リヴェンジ Revenge （復讐）」1916年3月19日竣工
「レゾリューション Resolution（決意）」1916年12月19日竣工
「ラミリーズ Ramillies （ラミューの戦い）」1917年9月19日竣工
「ロイヤル・サブリン Royal Sovereign （王権）」1916年5月19日竣工
「ロイヤル・オーク Royal Oak （王の命を救った木）」1916年5月1日竣工

[編集] 関連項目

イギリス海軍艦艇一覧

[編集] 外部リンク

http://www.uboat.net/allies/warships/class.html?ID=55&navy=HMS

リヴェンジ級戦艦
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前級：クイーン・エリザベス級　次級：ネルソン級
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