リク (キングダムハーツ)
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リクは、コンピューターゲーム『キングダムハーツ』シリーズに登場するキャラクターである。
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[編集] 声優
- 宮野真守
- デビッド・ギャラガー
[編集] 登場作品
- キングダムハーツ
- キングダムハーツ FINAL MIX
- キングダムハーツ チェインオブメモリーズ
- キングダムハーツII
- キングダムハーツII FINAL MIX+
注意:以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。
[編集] 設定
デスティニーアイランドという島に住む少年。年齢の割にクールで逞しく、大人びたところがある。探究心が旺盛で、「外の世界」に強い憧れを持っている。同じ島に住む少年ソラの親友でありライバルでもある。実はキーブレードの正式な持ち主だった。
- 年齢 - 15歳(KH,COM) ⇒ 16歳(KH2)
- 武器 - ソウルイーター(KH,COM) ⇒ ウェイトゥザドーン(KH2)
[編集] 伝記
[編集] キングダムハーツ
デスティニーアイランドで、ソラやカイリたちと外の世界に憧れながら平和に暮らしていたリク。手作りのイカダで三人で海に漕ぎ出す計画を立てていたが、出発の前夜、リクが異世界へ繋がる扉を開いてしまったため島が嵐に襲われ、島は消滅してしまう。
闇に呑まれ、ホロウバスティオンという世界に到達したリクは、そこで魔女マレフィセントに出会う。彼女にそそのかされたリクは、トラヴァースタウンで、今まで自分より下だったソラがキーブレードに選ばれ、またカイリが心を失った状態でいる事も知らずにドナルド達と楽しく旅をしている事に腹を立て、闇にとらわれてしまう。
カイリの心を取り戻すためにヴィランズの力を借りて旅をするリクは、モンストロでピノキオをさらい、ネバーランドではソラを捕らえ、カイリを連れ去るなど、光の勇者であるソラと何度も対峙してしまう。そしてホロウバスティオンにやってきたソラからキーブレードを奪うが、ソラの強い心に呼応したキーブレードは最終的にソラの手に戻った。
ソラに敗れ、打ちのめされた心の隙につけこまれたリクは「闇の探求者」アンセムに身体を乗っ取られてしまう。アンセムはリクの身体を利用して、全ての世界を永遠の闇で包もうとするが、リクはアンセムの支配から逃れ、ソラと協力して大いなる闇の扉を閉め、ソラにカイリを託して王様と共に闇の扉の内側に残るのであった。
[編集] キングタムハーツ チェインオブメモリーズ
「機関」については、XIII機関参照。
闇の世界に残ったリクは、王様と離れ離れになってしまい、光と闇の狭間で目を覚ます。謎の声に導かれ、忘却の城という場所にたどり着いたリクは、記憶を具現化するというその城を進むが、彼の前に現れるのはハートレスやヴィランズばかり。それはリクの心に闇しか残っていないからだと指摘されてしまう。
また、自らとソラに迫る謎の「機関」や自身とそっくりなリク=レプリカも現れ、しかもリクの心の中にはまだアンセムの心が残っていた。自らの中の闇に苦悩しながらも王様の励ましを受け、数々の敵との戦いを繰り広げつつ、リクは忘却の城の上層を目指す。そしてリクは戦いの中で己の中の闇をも味方につける道を見出す。
上層にたどり着いたリクはナミネと王様、ディズと名乗る謎の男に出会う。ナミネはリクにポッドの中で眠るソラを見せて、記憶と共に心の中に残るアンセムを永遠に封印する、と持ちかけるがリクは断り、自分の意思でアンセムと決着をつける事を選ぶ。王様が見送る中、心の中に巣くうアンセムについに打ち勝つ。
その後、リクはナミネにソラ達の事を頼み、ディズに手渡された「狭間の者」の黒いコートを着て王様と共に城を後にする。
[編集] キングダムハーツII
アンセムの心に打ち勝ったリクだが、アンセムの心を自らの内に抱えていたという罪悪感から、リクは自ら王様の下を離れてしまい、ディズの下へ。ソラのため、リクは彼に協力することになる。
ソラの記憶を復活させるため、リクはソラのノーバディであるロクサスに勝負を挑む。一度は敗れたが、二度目の勝負で自らの内にあった闇の力を解放し、自らの身体をアンセムの姿とし、勝利を収めた。このときから、リクは自ら闇の住人となる決意をし、「アンセム」と名乗るようになる。その後、ディズによって記憶を改竄された上で、データ上のトワイライトタウンに送り込まれたロクサスを監視していた。
ソラとは一度ザ・ランド・オブ・ドラゴンで会っているが、このとき彼は自分の正体を明かしていない。また、XIII機関のメンバーであるサイクスを知っていたことから、XIII機関とも接触していたと考えられるが、ロクサスがソラと同化してから、存在しなかった世界で再びソラと出会うまでのリクの行動は現在の時点では謎に包まれている(『KHIIFM+』では一度トワイライトタウンでナミネと共にアクセルと接触しており、小説版ではその後もアクセル、ナミネと共にソラの行動を陰ながら見守っていた描写が見られる)。
存在しなかった城でソラと再会するも、アンセムの姿で対面する事を拒み、その場を後にしようとするが、カイリに止められてソラに自分の正体を知られる事となった。それでもソラは「どんな姿でもリクだ」とリクの事を受け入れ、再会を喜んだ。
リクの身体を乗っ取っていた闇の探求者は、実は本物の賢者アンセムの弟子、ゼアノートであった。賢者アンセムは、XIII機関の作り出した大いなる心「キングダムハーツ」をデータ化し、分解しようと試みるが、機械が暴走し爆発。そのときの衝撃で、リクの身体は元の姿に戻った。そしてリクは、ソラと共にゼアノートのノーバディであり、XIII機関のリーダーでもあるゼムナスとの戦いに挑む。
[編集] 能力
武器であるソウルイーターやキーブレードのウェイトゥザドーンを用いた剣術が得意。
また、「キングダムハーツII」では、闇の力を利用した魔法や移動術を使っているほか、ソラとの連携技「エターナルセッション」(連携技としては最強クラスで、大勢の敵に大ダメージを与えられる)を使う。
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据置機 | キングダムハーツ (FM) - キングダムハーツII (FM/Re:COM) |
携帯機 | チェインオブメモリーズ - 358/2Days - バースバイスリープ - コーデッド |
キャラクター | ソラ - リク - カイリ - ハートレス - XIII機関 |
関連 | 光 - Passion - サントラ |