ラテン教父
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ラテン教父(Latin Fathers)は、古代から中世初期、2世紀から8世紀ごろまでのキリスト教著述家で、特にラテン語で著述を行った神学者群である。ギリシア語で著作を行った教父たちはギリシア教父という。教父というのは特に正統信仰に基づいて誤りのない著述を行い、自らも聖なる生涯を送ったと教会が認めた人々のことであるが、便宜的に異端とされた著述家を含んで使われることもある。最初のラテン教父は2世紀のテルトゥリアヌスである。以降誰までをラテン教父と呼ぶのかということに関しては厳密な定義はないが、ラテン教父の代表としては「西欧の教師」と呼ばれたアウグスティヌスがあげられる。
[編集] 代表的なラテン教父
必ずしも「教父」と呼ばれない人物には*を付した。
- テルトゥリアヌス
- カッシオドルス
- キュプリアヌス
- ノヴァティアヌス*
- ポワティエのヒラリウス
- ヨハネス・カッシアヌス
- ヒエロニムス
- ミラノのアンブロシウス
- ヒッポのアウグスティヌス
- ヌルシアのベネディクトゥス
- グレゴリウス1世
- ボエティウス*
- セビリアのイシドロス