ヨハネス・リュードベリ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ヨハネス・リュードベリ(Johannes Rydberg、ヤンネ・リュードベリ:Janne Rydberg、1854年11月8日-1919年12月28日)は、スウェーデンの物理学者。分光学に関するリュードベリの式で知られる。
スウェーデンのハルムスタードに生れた。ルンド大学で数学を学んだ。ルンド大学で数学の講師になったが、1882年に物理学の講師になり、1901年に教授になり、1914年に病気で教授職を継続できなくなった1919年までルンド大学の教授職にあった。シーグバーンは彼の弟子である。
リュードベリの業績は1890年に励起された原子のスペクトルの波長が整数の組合わせの式で表わされることを示したことである。
ここで係数Rがリュードベリ定数。λは光(線スペクトル)の波長、n,mは適当な整数である。