メトロポリタンホテルズ
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メトロポリタンホテルズとは、東日本旅客鉄道(JR東日本)グループのホテルチェーン(JR東日本ホテルズ)の一つで、主に「ホテルメトロポリタン」として展開している。JR東日本グループのホテルだけあって、駅から近い場所に立地するのが大きな特徴である。
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[編集] ホテル一覧
- 池袋(ホテルメトロポリタン)
- 日本ホテル(旧・ホテルメトロポリタン)が運営する。インターコンチネンタルホテルズグループと部屋の販売契約を締結しており、同グループのクラウンプラザホテルブランド(高級シティホテル)として販売されているため、正式な英語名称はCrowne Plaza Hotel Metropolitan-Tokyoである。この提携関係は1989年(当時はホリデイ・インチェーン)より続いている。
- 飯田橋(ホテルメトロポリタンエドモント・イーストウィング)
- 日本ホテル(旧・ホテルエドモント)が運営。
- 高崎(ホテルメトロポリタン高崎)
- 長野(ホテルメトロポリタン長野)
- ホテルメトロポリタン長野が運営。
- 仙台(ホテルメトロポリタン仙台)
- 仙台ターミナルビル(旧・仙台ターミナルホテル)が運営。
- 山形(ホテルメトロポリタン山形)
- 仙台ターミナルビル(旧・山形ターミナルビル)が運営。
- 盛岡(ホテルメトロポリタン盛岡・ホテルメトロポリタン盛岡ニューウィング)
- 盛岡ターミナルビル(旧・盛岡ターミナルホテル)が運営。
- 秋田(ホテルメトロポリタン秋田)
- 秋田ステーションビルが運営。B1~3F部分がショッピングエリアとなっており、アルスの名称で営業している。
- 東京(ホテルメトロポリタン丸の内)
- 日本ホテルが運営。2007年(平成19年)5月24日に開業した。東京駅日本橋口にあるサピアタワー27~34階に入居。駅から徒歩0分に位置する宿泊特化型ホテル。最大の特徴は客室最高部の高さが約160mという抜群の眺望。エグゼクティブクラスのビジネスマン、観光客を顧客ターゲットとする。客室数はシングル(17~23平方メートル、223室)、ツイン(25~30平方メートル、82室)、ダブル(22~28平方メートル、32室)、ユニバーサルルーム(24~34平方メートル、6室)の計343室。宿泊可能人数は最大で697人。51室に眺望重視の「ビューバス」(浴室)を設置。客室鍵は非接触型ICカードを採用した。フロント階(27階)に直営レストラン「Dining&Bar TENQOO」を開設(118席)。"和的フレンチ料理"をコンセプトに厳選された国産食材を使った多彩なメニューを提供する。
[編集] ホテル事業の再編
ホテルメトロポリタン(池袋)が中心となるホテルであるが、JR東日本の方針によりホテル事業の会社が統合されたため、運営会社が変更になっている。
ホテルメトロポリタンの運営会社は、「池袋ターミナルホテル株式会社」として1981年(昭和56年)11月に設立された。1985年(昭和60年)に開業し、翌1986年(昭和61年)に「池袋ターミナルビル株式会社」に商号変更された。これは、池袋駅メトロポリタン口に建設されるメトロポリタンプラザ(商業施設・オフィスの複合ビル)も運営するためであった。
2004年(平成16年)4月に、メトロポリタンプラザ運営のプラザ事業本部を会社分割により分離して、ホテル運営専業となり「株式会社ホテルメトロポリタン」に商号変更された。
そして、2005年(平成17年)4月に他のJR東日本グループのホテルと所有・経営部門を統合。ホテルメトロポリタンの運営部門を会社分割で分離して、新・「株式会社ホテルメトロポリタン」を設立。旧・「株式会社ホテルメトロポリタン」と、株式会社「ホテルエドモント」、「日本ホテル」株式会社が合併し、ホテル所有・経営の会社「日本ホテル株式会社」となり、旧・「株式会社ホテルメトロポリタン」が商号変更され存続会社となった。
2007年(平成19年)4月にさらなる再編が行われた。運営会社として存続していた「株式会社ホテルメトロポリタン」・「株式会社ホテルエドモント」・「株式会社東京ステーションホテル」・「メッツホテルアンドレストラン株式会社」を経営会社である、「日本ホテル株式会社」に吸収合併する形で解散させ、首都圏のホテルの経営・運営すべてを日本ホテル株式会社一社体制で行うようになった。