メゾソプラノ
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メゾソプラノは女声歌手で、概ね合唱ではA3~F5、ソロや他パートとのユニゾンではF3~A5くらいの声域をもつ。略してメゾとも言う。
メゾソプラノは一般にソプラノよりも暗めの声質をもち、声域はソプラノとコントラルトの中間にくる。メゾ(mezzo、正しくは「メッゾ」と発音される)とはイタリア語で「中間」 (mid-) の意である。
オペラでは、メゾソプラノは必ずしも声域の高低だけではなく、声の質が重要である。 ロッシーニの『セビリアの理髪師』のロジーナや『チェネレントラ(シンデレラ)』のアンジェリーナのように、ソプラノ歌手並みの高音のコロラトゥーラ技法を要求されるレパートリーもあり、これらの役割を歌う歌手はやや軽い声を持つ。 一方、ヴェルディのオペラの役柄、例えば『トロヴァトーレ』のアズチューナや『ドン・カルロス』のエボリ姫などでは、よりドラマティックで力強い声質が要求される。
また、モーツァルトやグルックなど18世紀以前のオペラでは、カストラートのために書かれた役柄があるが、今日ではメゾソプラノが歌うのが普通である(ズボン役と呼ばれる。このため、女性歌手が男装して歌うことになり、視覚上の混乱が無くもない)。
メゾソプラノが主役となるオペラはカルメンが最も有名である。
[編集] 著名なメゾソプラノ歌手の例
- あ行
- 伊原直子
- シャーリー・ヴァーレット (Shirley Verrett)
- ルチア・ヴァレンティーニ=テッラーニ (Lucia Valentini-Terrani)
- エレナ・オブラスツォワ (Elena Obraztsova)
- か行
- ヴェッセリーナ・カサロヴァ
- 春日成子
- 片桐仁美
- 川崎静子
- 木村宏子
- アンゲリカ・キルヒシュラーガー
- 栗本尊子
- デニス・グレイヴズ
- マグダレーナ・コジェナー
- フィオレンツァ・コッソット (Fiorenza Cossotto)
- 小山由美
- さ行
- 坂本朱
- 佐々木成子 (1919-)
- 佐藤美子(1903-1982)
- キャサリン・ジェンキンス
- 重松みか
- 柴田秀子 (1894-1980)
- ジュリエッタ・シミオナート (Giulietta Simionato)
- 白井光子
- リーゼ・スティーヴンス (Risë Stevens)
- エベ・スティニャーニ
- コンチータ・スペルビア (Conchita Supervia)
- た行
- 竹本節子
- 寺谷千枝子
- ジョイス・ディ・ドナート (Joyce Di Donato)
- ルチアーナ・ディンティーノ(Luciana D'Intino)
- 戸田敏子
- タティアーナ・トロヤノス (Tatiana Troyanos)
- な行
- は行
- 波多野睦美
- キャシー・バーベリアン
- 林美智子
- アグネス・バルツァ (Agnes Baltsa)
- ダニエラ・バルチェッローナ(Daniela Barcellona)
- チェチーリア・バルトリ(Cecilia Bartoli)
- フェドーラ・バルビエーリ
- グレース・バンブリー (Grace Bumbry)
- ブリギッテ・ファスベンダー (Brigitte Fassbaender)
- アンネ・ゾフィー・フォン・オッター (Anne Sofie von Otter)
- フレデリカ・フォン・シュターデ (Frederica von Stade)
- 藤村実穂子
- テレサ・ベルガンサ (Teresa Berganza)
- マリリン・ホーン (Marilyn Horne)
- ま行
- ヴァルトラウト・マイアー (Waltraud Meier)
- イヴォンヌ・ミントン
- 毛利準
- 森池日佐子
- ら行
- ジェニファー・ラーモア
- アンナ・ラルソン
- マリャーナ・リポフシェク
- クリスタ・ルートヴィヒ (Christa Ludwig)