ムラト4世
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ムラト4世(1612年6月16日 – 1640年2月9日)はオスマン帝国の第17代スルタン(在位:1623年-1640年)。アフメト1世の子で、オスマン2世の弟、イブラヒムの兄。頭脳明晰で勇敢なスルタンとして知られるムラト4世は非常に信仰深く、たばこと酒を禁止し夜に出かけることも禁止した。彼は科学を愛していたことからヘザルフェン・アフメト・チェレビが初飛行に取り組む時にも非常に興味を寄せていた(後に側近によりチェレビを流刑とした)。彼は秩序の乱れた帝国問題を解決するべく取り組みを始めたが、わずか28歳で病死してしまった。
彼のタバコ嫌いは凄まじく、当時のコンスタンチノープル(イスタンブール)の人口は20万人いたとされるが、そのうち3万人は彼の手で何らかの処罰を受けたとされる。
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