マレンゴ
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左下にナポレオンの他にアルプス越えを行ったハンニバル、カール大帝の名がある。
（描かれている馬はマレンゴだが、この時実際にはロバに乗っていた）
マレンゴ（Marengo、1793年? - 1832年）は、ナポレオン・ボナパルトの愛馬。体高142cmの純血アラブ馬で、1799年にエジプトからフランスに連れて来られナポレオンの愛馬となった。名前はマレンゴの戦いより。毛色は芦毛で、目立つため戦場向きではないのだが、ナポレオンは芦毛を好む男だった。
並はずれた名馬で足が速く、戦場の喧噪にも動じなかった。他にも様々な伝説が伝えられており、朝の飼い葉前の運動で50マイル、食後の運動に5時間で80マイルを走破したという。1805年のアウステルリッツの戦い、1806年のイェーナの戦い、1809年のヴァグラムの戦い、さらには1815年のワーテルローの戦いの際にもナポレオンを乗せていたが、ナポレオンが敗れるとイギリスに連れて行かれた。その後は種牡馬となったが成功することもなく、馬としては高齢の38歳で死んだ。現在骨格がイギリスの国立陸軍博物館に収蔵されている。
