マクトゥーム・ビン=ラーシド・アール=マクトゥーム
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マクトゥーム・ビン=ラーシド・アール=マクトゥーム(مكتوم بن راشد آل مكتوم Shaikh Maktūm bin Rāshid Āl Maktūm, 1943年 - 2006年1月4日)は、ドバイ首長国のアミール(首長)で、ドバイを含む7つの首長国からなるアラブ首長国連邦の副大統領、首相だった。
[編集] プロフィール
ドバイ首長ラーシドの長男。1971年にドバイなどイギリスの保護国である6首長国が結成したアラブ首長国連邦の首相に就任し、1979年に父に譲るまで務めた。1990年、父の死によってドバイ首長に即位、再び首相に就任した。
マクトゥーム首長は弟のムハンマド(シェイク・モハメッド)を皇太子に指名し、政務はもっぱら皇太子が執った。マクトゥーム在位中のドバイではオイルマネーを基盤に据え、外資を導入した経済開発が強力に押し進められ、その結果、ドバイは湾岸随一の商業都市に成長した。
また競馬の世界でも弟のムハンマド皇太子とともにゴドルフィンを設立、オーナーとして多くの有力馬を所有したことでも知られる。
2006年1月、前年末より滞在していたオーストラリアの保養地ゴールドコーストで急死し、弟のムハンマドが首長位を継いだ。
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