マイカード
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
マイカードとは、セガが同社のゲーム機のソフトウェア供給媒体として使用したICカード型ROM。
目次 |
[編集] 概要
マイカードは通常のROMカートリッジと比較してサイズが圧倒的に小さい。マイカード専用スロットを持たないSG-1000 / SG-1000IIおよびSC-3000では、「カードキャッチャ」と呼ばれる変換アダプタをROMカートリッジスロットへ挿入して使用する必要がある。マイカード発売後に登場したマークIIIやマスターシステムには、マイカード専用スロットが標準装備されている。
[編集] EPマイカード
マークIIIの発売開始初期にアナウンス、書き換え可能なマイカード。 店頭で有料で別のゲームに書き換えてもらえるというディスクシステムに類似したシステムを想定していた。EPマイカードの裏側は通常と違い銀色のステッカーが貼られており、これをはがすと書き換え可能となる。予定価格はソフトが5000円、書き換えは1800円。 結局発売はしなかったが、サンプル品が一部流通してるらしく、マニアの間では高値がついている。
書き込み済みタイトルとしてはスタージャッカーとドラゴン・ワンの二種、書き換えタイトルは以下が予定されていた。
- スタージャッカー
- ボーダーライン
- サファリハンティング
- セガフリッパー
- パッカー
- サファリレース
- シンドバットミステリー
- どきどきペンギンランド
- ドラゴン・ワン
- テディーボーイブルース(マークIII専用)
- グレートベースボール(マークIII専用)
- グレートサッカー(マークIII専用)
- アストロフラッシュ(マークIII専用)
[編集] その他
発売当初、普及のために、ソフトを買って応募券を5枚集めると全員プレゼントでマイカードソフトが6枚収納できるカードホルダーがもらえるというキャンペーンを行っていた。
セガは一時期、積極的にカード化を推進していたが、1メガビット以上の容量のカートリッジゲームが一般化するのに伴い、容量に制限のあったために次第に使われなくなった。
MSXで使用されたBEE CARDやPCエンジンで使用されたHuCARD(ヒューカード)とほぼ同等品だが、互換性はない。