ポール・シュレイダー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ポール・シュレイダー(Paul Schrader、本名:Paul Joseph Schrader 、1946年7月22日 - )は、アメリカ合衆国の脚本家、映画監督。ミシガン州出身。小津安二郎や三島由紀夫などに影響を受けるなど、大の親日家として知られ、知的な作風が特徴。
兄のレナード・シュレイダーも脚本家。妻は女優のメアリー・ベス・ハート。
目次 |
[編集] 経歴
コロンビア大学、UCLAで映画を専攻。映画評論家として活動後、1974年の映画『ザ・ヤクザ』で脚本家デビュー。続いて脚本を担当したマーティン・スコセッシ監督の『タクシードライバー』で評価が高まり、以降映画監督としても多数の作品に参加。
特に1985年の映画『Mishima: A Life In Four Chapters』(日本未公開)では、カンヌ国際映画祭最優秀芸術貢献賞を受賞し、高い評価を得ている。
[編集] 担当作品
[編集] 脚本
- ザ・ヤクザ(1974年)The Yakuza
- タクシードライバー(1976年)Taxi Driver
- 愛のメモリー(1976年)Obsession
- ローリング・サンダー(1977年)Rolling Thunder
- レイジング・ブル(1980年)Raging Bull
- モスキート・コースト(1986年)The Mosquito Coast
- 最後の誘惑(1988年)The Last Temptation of Christ
- 訣別の街(1996年)City Hall
- 救命士(1999年)Bringing Out the Dead
[編集] 監督
- ブルーカラー/怒りのはみだし労働者ども(1978年、兼脚本、日本未公開)Blue Collar
- ハードコアの夜(1979年、兼脚本)Hardcore
- アメリカン・ジゴロ(1980年)American Gigolo
- キャット・ピープル(1982年)Cat People
- Mishima: A Life In Four Chapters(1985年、兼脚本、日本未公開)Mishima: A Life In Four Chapters
- 愛と栄光への日々(1987年、兼脚本)Light of Day
- テロリズムの夜/パティ・ハースト誘拐事件(1988年)Patty Hearst
- 迷宮のヴェニス(1990年、日本未公開)The Comfort of Strangers
- ライト・スリーパー(1991年、兼脚本)Light Sleeper
- Touch タッチ(1996年、兼脚本)Touch
- 白い刻印(1997年)Affliction
- 人妻(1999年、兼脚本)Forever Mine
- ボブ・クレイン 快楽を知ったTVスター(2002年)Auto Focus