ホレス・シルヴァー
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Horace Silver | |
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Horace Silver by Dmitri Savitski, 1989. |
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基本情報 | |
出生名 | Horace Ward Martin Tavares Silva[1] |
出生日 | 1928年9月2日(79歳) |
出身地 | アメリカ合衆国 コネチカット州 ノーウォーク (コネチカット州) |
ジャンル | ポスト・バップ モード・ジャズ メインストリーム・ジャズ ソウル・ジャズ ジャズ・フュージョン ハード・バップ |
職業 | ピアニスト 作曲家 バンドリーダー |
担当楽器 | ピアノ |
共同作業者 | ホレス・シルヴァー・クウィンテット ホレス・シルヴァー・トリオ アート・ブレイキー・アンド・ザ・ジャズ・メッセンジャーズ |
ホレス・シルヴァー(Horace Silver, 本名:Horace Ward Martin Tavares Silver, 1928年9月2日-)はコネチカット州ノーウォーク出身のジャズ・ピアニストで、ファンキー・ジャズの代表的なアーティスト。特色のあるファンキーなプレイスタイルで知られ、ハード・バップの発展に寄与する。
彼はゴスペル音楽やアフリカ音楽、ラテン音楽等幅広い音楽のスタイルに影響されている。
目次 |
[編集] バイオグラフィ
アフリカ系ポルトガル人の系譜でカーボベルデ人の父にアイルランド人とアフリカのを持つ。
初期はサックス奏者であったが、後にピアノに切り替える。バド・パウエルに強く影響を受けた。コネチカット州ハートフォードのクラブでスタン・ゲッツと出会う。ニューヨークに移りアート・ブレイキーと組む。
1952年と1953年に自己のトリオにブレイキー等を加えたセッションを録音する。ブレイキーとの共演は4年間も続き、この間に名トランペッター、クリフォード・ブラウンを含めたカルテットで名盤"A Night at Birdland"をバードランドにて録音。
1956年にはブレイキーから離れ、自己のハード・バップ・クインテットを作る。ブルー・ノート・レコードに"Song For My Father"等多くのアルバムを残す。この時代に日本への印象を描いた"The Tokyo Blues"を発表している。
1970年代後半にブルー・ノートは活動を休止する。シルヴァーは自分の音楽性を他レーベルに理解してもらえなかった為に、1981年に短期間であったが自己レーベル、シルヴェートを作った。1990年代に入り、トミー・リピューマにより再興されたインパルス!レコードに移籍、マイケル・ブレッカーやランディー・ブレッカー、ロン・カーター等と共演している。
[編集] ディスコグラフィ
[編集] 代表的な曲
- "Doodlin'"
- "The Preacher"
- "Nica's Dream"
- "Opus de Funk"
- "Safari"
- "Sister Sadie"
- "Blowin' the Blues Away"
- "Song for My Father"
- "Quicksilver"
- "The Dragon Lady"
- "Nutville"
- "Horacescope"
- "Ecaroh"
[編集] アルバム
- Horace Silver Trio (1952/1953)
- Horace Silver and the Jazz Messengers (1955)
- Six Pieces Of Silver (1956)
- The Stylings Of Silver (1957)
- Further Explorations By The Horace Silver Quintet (1958)
- Finger Poppin' With The Horace Silver Quintet (1959)
- Blowin' the Blues Away (1959)
- Horace-Scope (1960)
- Doin' The Thing, The Horace Silver Quintet At The Village Gate (1961)
- The Tokyo Blues (1962)
- Silver's Serenade (1963)
- Song for My Father (1964)
- The Cape Verdean Blues (1965)
- The Jody Grind (1966)
- Serenade To A Soul Sister (1968)
- The United States of Mind (1970)
- In Pursuit Of The 27th Man (1972)
- It's Gotta Be Funky (1993)
- Pencil Packin' Papa (1994)
- The Hardbop Grandpop]] (1996)
- A Prescription For The Blues (1997)
- Jazz Has A Sense Of Humor (1999)
- 未完
[編集] 脚注
- ^ "Distinguished Americans & Canadians of Portuguese Descent" 2008-01-09閲覧.