ホウオウ
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ホウオウ | |
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全般 | |
英語名 | Ho-oh |
進化体系 | たねポケモン |
進化前 | なし |
進化後 | なし |
世代 | 第2世代 |
ポケモン学 | |
分類 | にじいろポケモン |
タイプ | ほのお / ひこう |
高さ | 3.8 m |
重さ | 199.0 kg |
特性 | プレッシャー |
ホウオウは、ポケットモンスターシリーズに登場する492種の架空のキャラクター(モンスター)のうちの一種である。
目次 |
[編集] 特徴
七色に輝く身体と翼に長い尾を持ち、世界中を飛び続けている。心正しいトレーナーの前に姿を現すと言われている。虹の麓に生息しているらしく、飛んだあとには虹が残るとされる。
このほか、『クリスタル』では「生命の炎」を司っているらしい。カネの塔の落雷による火災で死んだ名も無き3体のポケモンを蘇生させた。因みにこの3体はライコウ、エンテイ、スイクンで、塔に落ちた雷、塔を焼いた炎、塔の炎を消した雨の力が宿っている。
[編集] ゲームでのホウオウ
『金・銀・クリスタル』で「伝説のポケモン」として登場。既に『赤・緑』の時代からデザイン画のみ公開されており、「ポケモン2に出る伝説のポケモン」といった形での雑誌紹介がなされていた。特に『金』ではパッケージを飾っていることもあり、その知名度は高い。いずれのバージョンでも1度だけ対戦できるが、その時のレベルは『金』では40、『銀』では70、『クリスタル』では60とそれぞれ異なる。なおこれらのバージョンで捕獲したホウオウは、非常に貴重なアイテムである「せいなるはい」を持っている。
固有技として「せいなるほのお」を覚えるが、『金』以外では覚えていない(但し『ポケモンスタジアム金銀』のスーパーわざマシンで習得させることは可能)。
『ルビー・サファイア』以降においては特別な手段を用いなければ入手できない「幻のポケモン」扱いとなった。『コロシアム』ではシナリオモードでスナッチできる全ダークポケモンをリライブした後、そのデータで対戦モードのバトル山100人抜きを達成すると主人公の仲間になる。
『ファイアレッド・リーフグリーン』と『エメラルド』では、配布データである「しんぴのチケット」を使うと、「へそのいわ」でホウオウと戦闘・捕獲することが出来るようになる(レベルは70)。なお、ホウオウを倒すか捕まえた後にホウオウの降り立った場所でダウジングマシンを使うと、 『せいなるはい』を入手することができる。
『ダイヤモンド・パール』においては、上記の手段で入手したものをパルパーク経由で連れてくる以外に入手方法は無い。
『大乱闘スマッシュブラザーズDX』『大乱闘スマッシュブラザーズX』ではモンスターボールから登場するポケモンの中で出現率の低い伝説のポケモンの1体。そらをとんだ後、後方から「せいなるほのお」で攻撃する。
[編集] アニメでのホウオウ
アニメ開始時は金銀が発売される三年前でありながら第1話のラストにて早くも初登場している。その際は金色に光りはっきりとした輪郭は無い姿で空を飛び去った。この時サトシはポケモン図鑑で調べようとしたが、図鑑にもデータが入っていなかった。存在自体が公式発表以前だったため当然ながらこの時は視聴者共々詳細が不明であった。その後、第2話でサトシがポケモンセンターでレリーフのポケモンと同種であると思っていたが、他のレリーフが「ファイヤー」「サンダー」であることから、そちらは「フリーザー」である。
実はポケモンアニメにおけるキーパーソンであり、重要なテーマに関わっている。
AG編でも登場。以降もシリーズの繋ぎの場面で登場し、サトシに進むべき道を示している。映画では大きく扱われた事はないが、それが却ってアニメでのホウオウの神秘性を際立たせている。常に世界を回っているらしい。通った後に虹が出来たシーンがあった。
[編集] ポケモンカードでのホウオウ
[編集] 映画でのホウオウ
当時『劇場版ポケットモンスター セレビィ 時を超えた遭遇』の最初の長編予告でホウオウが出たシーンがあったが、本編には結局出なかった。
『劇場版ポケットモンスター アドバンスジェネレーション ミュウと波導の勇者 ルカリオ』ではミュウがホウオウに変身していた。
未だ真のホウオウとして映画に登場した事はない(これは、ゲームのパッケージを飾ったポケモンの中ではホウオウだけである)。 このことからもホウオウは他のポケモンとは違う“ある種”特別な扱いを受けている、と言える。よって神聖なポケモンと位置付けられていると考えることもできる。
[編集] その他におけるホウオウ
- 「ポケットモンスターSPECIAL」では、金・銀編で仮面の男が「にじいろのはね」を手に入れるために追い求めていたポケモン。エンジュシティの大地震で「スズのとう」が倒壊したのがきっかけで帰巣本能を刺激され、塔に舞い戻ってきたところを仮面の男に捕らえられる。その後は戦闘能力の高さを買われて仮面の男の手駒として使われる。一方、「にじいろのはね」は時を捉えるGSボールを作るのに使われた。ホウオウは約150年前にエンテイ・ライコウ・スイクンを蘇生させたポケモン。そのため3匹からは崇められている。