ヘルマン・エンデ

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ヘルマン・エンデ(Hermann Gustav Louis Ende、1829年 3月4日 - 1907年 8月10日)は、ドイツ（プロシア）の建築家。

ベルリンの建築学校（ベルリン・バウアカデミー）で学び、1858年に優等国賞を受賞。建築学校教授として後進を指導した（後に学長）。また、1860年に後輩のヴィルヘルム・ベックマンとともに建築事務所を開設。ネオバロック様式の作品を遺した。

[編集] 官庁集中計画

日本の外務大臣井上馨は、西洋式の建築による首都計画（官庁集中計画）により近代国家としての体制を整えようとした。1887年、明治政府との契約により、ベックマン、エンデ、所員のヘルマン・ムテジウス、ジェームス・ホープレヒト（ベルリン都市計画の父と呼ばれる）、リヒャルト・ゼール、カルロス・チーゼ技師（煉瓦製造）、ブリーグレップ博士（セメント製造）ら総勢12名が来日し、計画に関わった。

当初の計画（ベックマン案）では日比谷・霞ヶ関付近に議事堂、中央官庁などを集中して建築する壮大な都市計画案であったが、後に縮小された。エンデは1887年に来日、計画案を作り、奈良や京都などの社寺も見学して、同年帰国した。