ブレラ美術館
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ブレラ美術館 (Pinacoteca di Brera) は、イタリアのミラノにある美術館である。「ブレラ絵画館」と訳すこともある。イタリア絵画の名作が数多く集まっており、特に15~18世紀のヴェネツィア派、ロンバルディア派が充実。
[編集] 沿革
ブレラ美術館の建物は、17世紀に建てられたイエズス会の施設であった。これを1772年、当時ロンバルディア王も兼ねていたマリア・テレジアが入手した。ここに1776年、美術アカデミーが設置され、絵画の収集が始まった。
その後、ナポレオンによって美術館として整備され、1809年、彼の誕生日を記念して開館、一般にも公開されるようになった。1882年には国立美術館として開館した。
[編集] 主な収蔵品
- ピエロ・デラ・フランチェスカ『ブレラの祭壇画』(1460年代末)
- ジョヴァンニ・ベリーニ『ピエタ』(1460年)
- アンドレア・マンテーニャ『死せるキリスト』(1497年以降)
- ラファエロ『聖母の婚礼』(1504年)