ブライス
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- イギリスの法学者。→ジェームズ・ブライス
- オーストラリア代表で香川オリーブガイナーズの野球選手。→トム・ブライス
- アメリカの人形。本項で解説
- カリフォルニア州の都市。ブライス (カリフォルニア州)
- 卓球のラバーの一つ。タマスが出している。世界初のハイテンションラバー
- 『大脱走』に登場する人物の一人・コリンの苗字(演:ドナルド・プレザンス)。
ブライス(Blythe)は、1972年にアメリカのケナー社(Kenner)から発売された人形である。2001年にタカラからレプリカが発売されている。
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[編集] 概要
ケナー社に所属していたデザイナーのアリソン・キャツマンがデザインした。子供が親しみやすいように体に比して大きな頭(三等身でグレープフルーツ大)を持たせ、頭の後ろから出ているひもを引っ張ると目の色が4色に変わるギミックを組み込むが、発売当初の人気は振るわず、わずか1年で生産が打ち切られた。
2000年にジーナ・ガラン(Gina Garan)による写真集が出版され、続いてパルコのキャンペーンに使用されたことから日本での人気が高まり、2001年からCWCのプロデュースのもと、株式会社タカラ(現株式会社タカラトミー)]がレプリカ=ネオブライスを販売(2001年5月パルコ限定、2001年6月ネオブライス第一弾:BL1 モンドリアン)。その後、米国でも復刻版が販売された。
着せ替え人形のジャンルで、大人向けのファッション、定価も1万前後で、主に大人向けの商品として販売されている。また、手作り愛好家らによる自作服の紹介・販売サイトも多くあり、ヤフーオークションでの売買も盛んである。
ボディは基本的にはリカちゃんと同じサイズで、リカちゃんのドレスも一部流用できる。ネオブライスの他に小さなプチブライスや、食玩のブライスもあり、最近では子どもにも受け入れられている。一方では、巨大な頭に対し、拒否反応を示すドールファンも多い。また、この人形が復刻されて以来、プーリップ、ブラッツのように 1/6 サイズでありながら体に対して頭の大きいドールが発売されるようになった。2005年頃にバービーのヘッドサイズが数ミリ大きくなったのはブライスの影響といわれている。
[編集] 種類
ケナー社オリジナルのブライス(とその復刻版も)はヴィンテージブライス、タカラのブライスは、レプリカブライスと呼ばれている。
《ヴィンテージ》
- 赤毛、金髪、ブルネットと髪の毛の色が異なる。現在プレミアがついており、価格帯は十万から数十万まである。アメリカでは復刻版がハスブロ社(Hasbro)から、一種類のみだが販売されている(Kenner社のtoy部門は1991年にHasbroが買収した)。2004年8月、アシュトンドレイク・ギャラリーズ社(Ashton-Drake Galleries)からも復刻版が発売された。
《レプリカ》(ネオブライス/プチブライス)
- レプリカには、28cmと11.2cmの2つの大きさがあり、大きいブライスはネオブライス(106-70-99 in mm)、小さいほうはプチブライス(45-30-42 in mm)。大きいブライスのみ目の色が変わり、4色の色は、グリーン、ブルー、ピンク、オレンジ(順不同)。小さいブライスは、目の色は変わらないが、まぶたが下りるようになっている。(初期のプチブライスはまぶたが下がらない)2001年からタカラが発売開始、1ヶ月に1・2体のペースで新作が発表/販売されている。販売中・完売/製造終了も含め、2004年までにネオブライス37種、プチブライス48種、2006年12月末までにはネオブライス75種、プチブライス139種が販売された。人形の仕様は若干変更されながら販売されており、初期版と後続モデルでは印象が異なるものもある。
[編集] ネオブライス
ボディはタカラの「リカちゃん」とほぼ同サイズ。
顔型やアイギミック、ボディなどの違いにより、異なる名称で呼ばれる。
公式では、エクセレント・スペリオール・ラディエンスで区別される。
ファンの間では、さらに細かい名称があり、 『初期・リカボディのエクセレント・エクセレント・後期エクセレント・スペリオール・ラディエンス』 と呼ばれている。
初期/ ・エクセレントと同一の顔型 ・白目の割合が多く、瞼が上がっている ・リカちゃんのボディを流用 ・睫もエクセレント以降のものとは異なるらしい
リカボディのエクセレント/ ・白目の割合が少なく、少しだけ瞼が下がっている(この箇所が初期と異なる) ・リカちゃんのボディを流用
エクセレント/ ・ヴィンテージブライスの型を復刻したボディを使用
後期エクセレント/ ・白目が乳白色であったり、睫がスペリオールと同様に密集している ・瞼が下がり気味で、エクセレントとスペリオールの中間と言える
スペリオール/ ・ヴィンテージブライスをスキャンしたと言われる顔型を使用 ・白目の多いアイギミックと密集した睫、下がり気味の瞼が特徴 ・やや目が小さく、ほっぺもふっくらしている
ラディエンス/ ・スペリオールと同様にヴィンテージを意識した顔型を使用 ・スペリオールよりアイホールが大きい ・ヴィンテージに似た口元と、すっきりした顎のラインになっている
※エクセレント~ラディエンスの間に、だんだんと口と鼻の間が短くなり、幼い口元になっている。 しかし、初期~エクセレント型は、日本的にアレンジされた親しみやすいバランスによって、幼いという印象を受ける人が多い
※タカラトミー(旧タカラ)から、ドレスセットやシューズセットなどが販売されている
- 取扱店
- 日本トイザらス
- CWCオンラインショッピング
- ブライスショップ
- など
[編集] 参考文献
- Gina Garan, This Is Blythe, Chronicle Books, 2000年3月, ISBN 0811828239
- ソニーマガジンズ プチブライス Petite Mania vol.1,2
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- ブライス公式HP
- Ginaサイト - this is Blythe
- ブライスビギナー向け徹底攻略サイト☆blyst
- ブライスアウトフィット手作り教室 - Rock'n Doll London