フレディ・リトル
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フレディ・リトル(Freddie Little、1936年4月25日 - )は、アメリカ合衆国出身の元プロボクサー。元WBA・WBC世界ジュニアミドル級(スーパーウェルター級)チャンピオン。大卒で、ラスベガスの高校教師との二足の草鞋を履いていた異色ボクサー。
[編集] 来歴
ルイジアナ州ニューオーリンズ生まれ。ディラード大学を卒業した学士ボクサーで、大学時代は陸上、フットボール、野球と万能のスポーツマンだった。
1957年、プロデビュー。1967年、金基洙の持つWBA・WBC世界ジュニアミドル級王座に挑むが判定負け。1968年、金基洙からタイトルを奪ったサンドロ・マジンギに挑戦したが、無効試合となり再度のチャンスを逃した。翌1969年3月17日、マジンギの王座剥奪で空位となったWBA・WBCタイトルをスタンリー・ヘイワードと争い、判定勝ちで遂に王座に就いたが、過去に4年間のブランクがあり、チャンピオンになった時には既に32歳になっていた。
1969年9月9日に行われた初防衛戦で来日、日本のエース南久雄を右ショート一発で沈めて豪快な2回KO勝ち。翌1970年3月20日にゲルハルト・ピアスコウを退け2度目の防衛、そして同年7月9日、3度目の防衛戦で、一度はKO勝利しているカルメロ・ボッシに判定で敗れ、王座を去った。
[編集] 戦績
58戦51勝(32KO)6敗1NC