フランコ・ウンチーニ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
フランコ・ウンチーニ(Franco Uncini 1955年3月9日 レカナーティ - )はイタリア出身のライダー。
[編集] 来歴・人物
1976年、アエルマッキワークスからGPデビュー。
1982年、 スズキ・RG500ガンマに乗り5勝をマークし500cc世界選手権を獲得した。
1983年、第8戦オランダGPで転倒しコース中央に投げ出され、コース外に逃れようとしたところ後続のワイン・ガードナー車と接触。ウンチーニは意識不明で病院に搬送されガードナーも負傷リタイアした。幸いウンチーニは回復してレースに復帰。ウンチーニは事故が偶然に起きたものと理解しており、ガードナーを責めることはなかった。
1985年限りで現役引退、その後はレーシングチームの監督を務めた。
現役時代から頭脳派として知られ、選手としての実力が高いだけではなく、知性や人間性の面での評価も高かった。現役引退後も、ライダーの立場から世界GPのレースコースの安全性を確認し、安全上の問題があれば選手側の代表として主催者側にコース改善を働きかけるなど、重要な役割を果たし続けている。
[編集] 関連項目
|
|
|