ピマーイ歴史公園
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ピマーイ歴史公園 อุทยานประวัติศาสตร์พิมาย |
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寺院の本堂 | |
所在地 | ナコーンラーチャシーマー県 |
登録日時 | |
歴史区分 | クメール王朝 |
公式サイト | 文化省芸術局(タイ語) |
ピマーイ歴史公園(-れきしこうえん)はタイの歴史公園の一つ。北緯15°13'・東経102°30'に位置する。この遺跡はクメール遺跡を保存している。
ピマーイ遺跡は、同じくナコーンラーチャシーマー郊外にあるパノ・ムルン遺跡と、タイ-カンボジア国境にあるカオ・プラ・ビーハン遺跡と並び、タイ国内では屈指のクメール遺跡である。アンコール王朝の主都アンコール・ワットの副都的な役割を担っていたと考えられている。
目次 |
[編集] 概要
[編集] 歴史
11世紀から12世紀の間、スーリヤヴァルマン2世によって建てられたと見られている。この遺跡がアンコール・ワットと同じ規模であることを考えると、当時ピマーイにクメール人による大きな勢力があったと考えられる。
[編集] 発見から保存へ
1901年にフランス人の冒険家によって発見された、後の1936年9月27日にはタイ政府がこの遺跡を保存することを決定。1964年から1969年の修復作業にはフランスの専門家チームも参加。1989年4月12日にはプーミポン国王の娘、シリントーン内親王を迎えて開会式が行われ一般に公開されることになった。
[編集] ピーマイ国立博物館
ピーマイ遺跡の出土品は、ピーマイの町外れにあるピーマイ国立博物館に多く展示されている。2階建ての博物館で、クメール遺跡のレリーフや彫刻などの出土品が数多く展示されている。屋外展示もある。