パーティシペーション
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パーティシペーションとは、英語のparticipation(関与、参加の意)のカタカナ書きであるが、放送では放送局が番組中に番組提供の広告主以外のCMを放送することを指す。スポットCMに含まれる。
タイムCMと異なり、番組制作費を負担する必要が無いので、セールス料金が比較的安価である。この場合、番組枠では提供クレジットを入れずCMを放送する。複数の企業がランダムに流れるものもあれば、タイムCMと共存して流れるものもある。後者はタイムCM1社流した後に複数の企業がランダムに流れるものもあれば、タイムCMと紛れて1社だけ流れるものもある(一部の番組における花王や永谷園などがそのパターン)。中には時間帯を限定して特定の広告主のCMを放映するものもある(「固定取り」と呼ばれている)。番組表等のプログラムでは英語のParticpatingから取ったPT、若しくは「各社」と表記される場合が多い。
[編集] 主に行なわれている時間
テレビの場合の多くは、時間別スポットランクがCの時。朝早い時間や昼のワイドショーの枠など。
ラジオの場合は番組と番組の間(ステーションブレイク)が主。
[編集] PTの例
- 地方の「アニメ魂」枠の例
- 「アニメ魂ロゴ」→アバンタイトル→OP→提供バック→番組スポンサーのCM(1分30秒)→本編Aパート→番組スポンサーのCM(30秒)+PTスポンサーのスポットCM(15秒)+TV局の番宣や主催興行の告知(45秒)→本編Bパート→ED→PTスポンサーのスポットCM(15秒)+番宣・興行告知(45秒)→次回予告→提供バックで終了。
- 番組スポンサーは1社~2社が中心。
- スポンサーが付かない番組(番販購入や深夜番組など)の例
- その他
- JNN(TBS系)にて、報道特別番組を急遽編成した場合、当該時間帯のスポンサーはすべてPT扱いとされる。番組の途中から報道特別番組に移行した場合も、その時点から提供スポンサーがネットローカル関係なく、すべてPT扱いとなる(提供クレジットは流れない)。