ハメンクブウォノ10世

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ハメンクブウォノ10世（インドネシア語：Hamengkubuwono X, 1946年4月2日 - ）は、インドネシア・ジョクジャカルタのスルタン。ジョクジャカルタ特別州知事（1998年10月3日 - ）である。ジョクジャカルタのガジャマダ大学（UGM）法学部卒業。王妃はヘマス。子女は、グスティー・カンジェン・ラトゥ・プンバユン（ジョクジャカルタシルク財団主宰、たこ焼店オーナー）、グスティ・ラデン・アジェン・ヌルマリタサリ王女ほか王女1人。

黎明であった父のハメンクブウォノ9世は、他の君主と異なりインドネシア独立に協力的であった。そのため、インドネシアが独立した時、他のスルタンは公式には認められなかったが、ジョクジャカルタのスルタンとして特別な地位を与えられた。そして、世襲制の特別州の知事になった。しかし、1988年に10世がスルタンに即位した時、インドネシア政府は、この約束を守らず、副知事のパクアラム8世（ジョクジャカルタの中の飛び地のスルタン）を知事に任命した。1998年に、インドネシア政府は選挙で、ジョクジャカルタ特別州の知事を選ぶことにし、ハメンクブウォノ10世は、堂々と民選で知事に就任した。

歴代のスルタンが暮らしたクラトン（ジャワ語で王宮の意味）に住んでいる。

2002年5月28日、長女のプンバユン王女とソロ王家の末裔ウィロヌゴロ王子の結婚式が行われた。（王宮で行われた結婚式の模様）2008年4月、2008年の任期を最後に州知事の職を辞すると表明した。また、これに先立ち国民と政党の支持があれば、2009年大統領選挙に出馬する用意があるとも語っている。2008年5月、三女がジョクジャカルタの花屋の息子と結婚した。

2008年5月、日本の関西の大阪、京都、神戸の3都市を訪問。姉妹都市締結をしている京都府山田啓二府知事を表敬訪問し、文化芸術の相互交流を深めたいと伝えた。また、5月25日ホテル日航で、旅行会社向けに大地震後の安全性を強調する講演を、またジョクジャカルタの認知度を上げようとガルーダ・インドネシア航空の日本・韓国・アメリカ地区総支配人とともに講演。また、神戸では阪神淡路大震災後の復興状況の視察をした。