ドン・チャック物語
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ドン・チャック物語は東京12ch(現・テレビ東京)で1975年-1978年(中断期間あり)に放送されたアニメーション作品である。
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[編集] 概要
後楽園スタジアム(現・東京ドーム)が運営する後楽園ゆうえんち(現・東京ドームシティアトラクションズ)が企画・協賛した。
東京ドームシティアトラクションズのマスコットキャラクター「ドン・チャック」から派生したアニメーション作品。オープニングのアニメーションも当時の後楽園ゆうえんちをモチーフにしたもので、また遊園地の園具にもドン・チャックのキャラクターがペインティングされていた。
物語はザワザワ森の中心を流れるジャブジャブ川に住むビーバーのチャックが、そこに住む森の動物たちとの友情を深め、成長していく様を描いたもの。
1980年代にはテレビ東京で毎年のように再放送されていた。 また、2004年にはアニメ専門チャンネルAT-Xにて放送された。
[編集] ストーリー展開
ザワザワ森でさまざまな出来事や事件がおき、それをチャックや親友のダイゴ(熊)、ガールフレンドのララちゃん達が解決するという話が多い。
悪役としてはラッパ(狼)、コンタ(狐)、カチンコ(狸)らがおり、彼らは窃盗、恐喝、詐欺などを働くが、最後はチャック達に懲らしめられる。比較的低年齢の子供を対象にした番組であるが、ラッパたちの悪事はかなり過激で、アニメとはいえ放火、誘拐、監禁、殺人をした回もある。しかも、チャックたちにさまざまな困難が降りかかったりと、過酷なストーリーも少なくない。
[編集] 放送期間
東京12chでの放送データ
- 第1期 1975年4月5日-9月27日(26回) 土曜日18:15-18:45
- 第2期 1976年4月7日-1978年3月25日(73回) 水曜日19:00-19:30 → 金曜日19:30-20:00 → 土曜日18:00-18:30
- 第1期、第2期合計で99回放送された。なお第1期と第2期の間には再放送が行われ、第2期放送期間中には再放送が随時織り交ぜられた。
AT-Xでの放送データ
関西地区では毎日放送(MBS。TBS系)で放送された。MBSはかつてNETテレビ(現・テレビ朝日)・東京12chとネット関係を結んでいた。
[編集] 出演者
- チャック 沢田和子(現・沢田和猫)
- ララ 野崎貴美子→横沢啓子(現・よこざわけい子)
- メェ先生 勝田久
- コンタ 雷門ケン坊他
[編集] スタッフ・テーマソング
- 企画 後楽園スタジアム(後楽園ゆうえんち)
- プロデューサー 西野清市、西篠克麿、茂垣弘道
- 原作 小泉志津男、成田マキホ
- 音楽 角田圭伊悟、エム・エーシー
- 製作 第1期=後楽園スタジアム/ナック 第2期=ナック
- テーマソング 歌:大杉久美子
- 第1期 オープニングテーマソング「ドン・チャックといっしょに」、エンディングテーマソング「夢見るドン・チャック」
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- 第2期 オープニングテーマソング「空いっぱいの夢」、エンディングテーマソング「星の川」
第2期オープニングテーマの「空いっぱいの夢」は、いかなる困難にもくじけずに夢と希望を持って頑張るドン・チャックを励ますかのような勇ましく、そして悲壮感あふれる主題歌で、第2期エンディングテーマの「星の川」は、ドン・チャックの亡き母への思いを歌い上げている悲壮感あふれるバラードで、名曲である。
[編集] ネット上におけるドン・チャック
画像掲示板ふたば☆ちゃんねるのカテゴリーのひとつ、「テレビ板」において、2006年の春頃から「コンビニいてくる」のコメント付きでドン・チャックが走りながら後ろを振り向いている画像が頻繁に掲示され、一部の住人内で人気を博す。
[編集] 外部リンク
東京12チャンネル 土曜18:15~18:45(1975年4月~1976年3月) | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
ヘーイ!ハイ!ガッツ
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ドン・チャック物語
(1975年10月からは再放送) |
東京よいとこ
※18:15-18:30 スポーツ芸能タウン ※18:30-18:45 |
東京12チャンネル 水曜19時台前半(1976年4月~1977年3月) | ||
新ドン・チャック物語
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東京12チャンネル 金曜19時台後半(1977年4月~1977年9月) | ||
家族そろってノド自慢
※19:00-19:54 → 土曜19:00へ移動 トッポジージョ小劇場 ※19:54-20:00 |
新ドン・チャック物語
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東京12チャンネル 土曜18時台前半(1977年10月~1978年3月) | ||
お笑いマンガ道場
※日曜12:00へ移動 |
新ドン・チャック物語
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