ドレミファ・どーなっつ!
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『ドレミファ・どーなっつ!』はNHKの幼児向け番組『おかあさんといっしょ』のコーナードラマ。1992年10月から2000年3月まで放送(『母と子のテレビタイム(日曜版)』では2000年4月から2001年3月の1年間も再放送として放送されていた)。
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[編集] 概要
みど、ふぁど、れっしー、空男の4匹のキャラクターが仲良く遊んだり、喧嘩したりする着ぐるみによる人形劇。ドーナツの形をした「どーなっつ島」が舞台。基本的に着ぐるみの実写だが、アニメーション版もある。アニメーション版は1995年4月から1999年3月まで放送された。
末期の1999年4月から2000年3月までは、後継の「ぐーチョコランタン」の前身の「スプーとガタラット」と並行しての放送となり、放送時間が『おかあさんといっしょ』のオープニングから番組の中盤に移動。当時のうたのおにいさん・おねえさんの杉田あきひろ、つのだりょうこがキャラクターの名前を呼んでから始まるようになった。
使われた人形はNHKスタジオパークに展示してある。
[編集] 登場するキャラクター
- みど・わおん(声:佐久間レイ):プードルの女の子のキャラクター。ふぁどとは双子の姉。元気で活発。負けず嫌い。服装はいつもパンツが丸見え(?)。いつもやる気があるかないかの3匹の面倒を見ている。登場するときは「みど・ふぁど・わおーん」と双子で自己紹介する。一人で挨拶する時は「チャオ、みどでーす」と敬語で挨拶する。趣味はテニスで一度は3匹を練習に誘ったが、相手にされなかったり、渋々相手にしてもらえてもボールを拾いに行かせたりしたためそれ以来誘わなくなった。
- ふぁど・わおん(声:小桜エツ子):プードルの男の子のキャラクター。みどとは双子の弟。一人で挨拶する時は「やあ、ふぁどだよ」と挨拶する。みどとは対照的におとなしげである。哺乳瓶でミルクを飲むと哺乳マンに変身する。
- れっしー(声:中尾隆聖):キノボリカンガルーの男の子のキャラクター。本名はレオナルド・トビッシー。元はマダタスカル島(マダガスカル島ではない)の王子だが、父が王位を追われ、彼も王族ではなくなったため、「どーなっつ島」で普通の子供として生活している。当初はわがままぶりが抜けず、3匹を困らせていた。よく母(女王)からの手紙と荷物(ふるさとのかぜ)が届く。挨拶は「ごきげんよう、元王子れっしーです」である。キャラクターの性質から他のキャラクターと違い常に裸足である。
- 青井空男(声:青木和代):ゴリラの男の子のキャラクター。父がどれみふぁ列車の機関士で、空男は父にお弁当を届けている。通っている保育園の保母さん「ゆきこ先生」に憧れている。挨拶は「ジャンボ、おら、そらお」である。語尾に「~だよ」が付く。
- カメダス:「どーなっつ島気象協会」に所属する。キャラクター名はアメダスからきている。
- かもめの郵便屋さん
- あひるファミリー:母親、帽子をかぶったキャップくん、リボンを付けたリボンちゃん、卵の殻の中に入っているタマぼうの4羽のあひるの家族。
この他「どーなっつ島こども会」があり、みどが主導的に参加している。
[編集] 補足
- みど役の佐久間レイとれっしー役の中尾隆聖は、『それいけ!アンパンマン』においてバタコとばいきんまん、『楽しいムーミン一家』においてミイとスニフで共演している。
- 佐久間とふぁど役の小桜エツ子はNHKアニメ『あずきちゃん』において榊原ヨーコ(野山あずさのクラスメイト)、野山だいず(あずさの弟でヨーコを好きになったことも)として、『ボンバーマンビーダマン爆外伝』シリーズにおいてはあかボン、あおボンとして共演していた。
[編集] エピソード
- 1993年に、みどとふぁどのテーマ曲として「双子は二人で一人」という内容の歌詞の曲が登場したが、視聴者からの反発や苦情が殺到し使用が打ち切られた(ちなみに、このテーマ曲は翌1994年5月のコンサートで歌われていた)。
- 1994年半ばまで、みどとふぁどの手は、犬の肉球付きで、3本指だったが、スーツアクターのやりづらさがあってか、5本指の手に変わった。
- ぬいぐるみには2種類あるようで、前期(1992年秋の開始当初から1996年上半期)と後期(1996年下半期以降)では表情・顔つきなど雰囲気が大幅に異なっている。
- 番組終了後も2001年ごろまでおかあさんといっしょのコンサートに登場し、「にこにこぷん」や「ぐーチョコランタン」とのキャラクターとの共演が見られた。
NHK教育テレビ おかあさんといっしょ内人形劇 | ||
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ドレミファ・どーなっつ!
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