ドリュー・グッデン
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ドリュー・グッデン(Drew Gooden,本名:Andrew Melvin Gooden,1981年9月24日 - )はアメリカ合衆国のバスケットボール選手。カリフォルニア州オークランド出身。北米プロバスケットボールリーグNBAのシカゴ・ブルズに所属している。ポジションはパワーフォワード。身長208㎝、体重113kg。背番号は「90」。
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[編集] 経歴
[編集] 学生時代
エルセリート高校時代、チームの中心選手として活躍。1999年、California Interscholastic Federation Boys Division IIIの決勝試合に進出するも、デショーン・スティーブンソン率いるワシントン・ユニオン高校に敗北を喫した。大学はカンザス大学に進学。NCAAトーナメントで活躍するなど、ドラフトの注目選手になった。大学3年生終了後、NBAドラフトにアーリーエントリーを宣言した。
[編集] NBA
2002年のNBAドラフトでメンフィス・グリズリーズから1巡目4位で指名を受けて入団した。ルーキーイヤーの2002-03シーズン、主にベンチからの出場だったものの、時に先発出場で起用されるなど、新人フォワードにしては上々の成績を残していた。ところがシーズン途中、トレードでオーランド・マジックへ移籍した。11月の最優秀月間新人選手賞を受賞し、さらにはオールールーキー・ファーストチームにも選出されている。
2003-04シーズン、マジックはデンバー・ナゲッツからジュワン・ハワードを獲得。グッデンとポジションが被っていたため、前年度好成績を残していたものの、シーズンの大半をベンチからの出場となってしまった。チームは連敗を重ねるなどして低迷。21勝61敗という不名誉な記録を打ちたて、チーム再建を迫られることになった。2004年7月、トニー・バティーと2巡目指名権とのトレードによって、アンダーソン・ヴァレジャオ、スティーブン・ハンターらと共にクリーブランド・キャバリアーズに移籍した。
2004-05シーズンは先発出場に定着。既にチームのエースであったレブロン・ジェームズを支える形で活躍。惜しくもプレイオフには届かなかったが、チームトップの平均9.2リバウンドを記録した。平均得点も前年を上回り、さらにはフリースロー成功率は.810の好成績を残した。
2005-06シーズンも前年同様に先発出場を続けた。チームはレベルアップして勝率も上昇し、6年ぶりのプレイオフ出場を果たした。グッデン自身は2003年のマジック時代以来、3年ぶりの出場となった。チームはカンファレンスセミファイナルでデトロイト・ピストンズに惜敗を喫した。
2006-2007シーズンのプレイオフではカンファレンスファイナルでピストンズとの激闘を制し、グッデン自身、そしてキャバリアーズのフランチャイズ史上初となるNBAファイナルに進出。レブロンを始めとする他のチームメイトが実力を葉発揮できず苦戦する中、グッデンはファイナルでも安定した得点とリバウンド数を稼ぎ出したが、チームは経験豊富なサンアントニオ・スパーズに4戦全敗で敗れた。
トレードデッドラインの2008年2月21日、3チーム11人が絡む大型トレードにて クリーブランド・キャバリアーズからシカゴ・ブルズへラリー・ヒューズらと移籍した。
[編集] プレイスタイル
大きな怪我なくシーズンをすごし、ルーキーイヤー以来、毎年のように安定した成績を残しており、30分に満たない出場ながら10得点10リバウンドを計算できる選手。ローポスト(ゴール付近)には特に強く、リバウンドを量産する。また近年はオフェンス・リバウンドの個数が増え、ジャンプシュートの精度も向上させており、フィールドゴール成功率も高確率(2005-06シーズンは.512)になるなど、オフェンシブな一面も覗かせている。状況に応じてセンターを守ることもある。
[編集] その他
- 大学時代のニックネームは「The Truth」
- 特技はピアノ。
- 父親はフィン人で、フィンランドの元プロバスケットボール選手である。
[編集] 外部リンク
- NBA.com Drew Gooden (英語)